内柴正人、海外で柔道への大会出場を検討「チャンスがあれば選手としてチャレンジしていく」

スポーツ報知
マイクアピールする内柴正人

 柔道男子66キロ級でアテネ、北京と五輪2大会連続で金メダルを獲得した内柴正人(39)が30日、柔道界へ復帰の思いを明かした。この日、東京・新木場の新木場1st RINGで行われたプロレスイベント「ハードヒット」でリングインした内柴。今月15日で準強姦(ごうかん)罪の刑期が満了し現在、柔術の試合に出場しているが将来の目標を「最終的には柔道に帰ることです」と明言した。

 内柴は、9月の仮出所後、柔術の練習を本格的に始め11月と今月にアマチュアの大会に出場し、オール一本勝ちの11連勝を決めている。来年も2月から月1度のペースで柔術の試合に出場する予定だが、その一方で柔道の練習も再開していることを明かした。

 事件の影響で全日本柔道連盟から永久追放処分を受けているため「受け入れてくれない学校もあるが、受け入れてくれる学校、道場もある。実際、そういうところで練習をしているんで、さらに自分を磨いて強いことを証明して、ひとつでも受け入れてくれるところを増やしたい」と内柴。母校の国士舘大学、その関連の学校も「受け入れることが厳しいと言われている。できれば国士舘、あるいは強いチームにいずれ受け入れてもらえるように今は体を鍛えて心を高めていきたい。いつか受け入れる時が来た時には弱い先輩じゃなくて45歳でも50歳でも強い先輩でいられるよう努力したい」と前向きに捉えていた。

 さらに海外で柔道の大会に出場する思いも明かした。大会に出るなら「やっぱり日本がいい」としたが「海外にチャンスがあるとしたら選手としてチャレンジすること以外に考えていません」と明言した。「ただ、今は柔術を練習しているんで柔術に失礼のないようにしたい」と続け、現時点で具体的な計画はないが海外で柔道への大会に出場する可能性も模索していく。

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