飯伏、オメガとの「ゴールデン☆ラヴァーズ」再結成宣言「もう可能性しかないです!」

スポーツ報知
3年4か月ぶりにタッグチーム「ゴールデン☆ラヴァーズ」を復活させた飯伏幸太(左)とケニー・オメガ

◆新日本プロレス「HONOR RISING:JAPAN2018」 ▽スペシャル6人タッグマッチ30分1本勝負 〇ハングマン・ペイジ、マーティー・スカル、Cody(20分30秒 ライトオブパッセージ→片エビ固め)飯伏幸太、ケニー・オメガ、チェーズ・オーエンズ●(23日、東京・後楽園ホール)

 新日と米団体ROHとの合同興行大会で、飯伏幸太(35)=飯伏プロレス研究所=とケニー・オメガ(34)の伝説のタッグチーム「ゴールデン☆ラヴァーズ」が3年4か月ぶりの復活を果たした。

 入場前のバックステージで固く抱き合ってから入場した2人。会場を埋めた満員1700人の「ゴールデンラヴァーズ!」コールに答え、対角線に走りながら、最前列の観客と次々とタッチしていく大サービス。メインの6人タッグでチェーズ・オーエンズ(27)を加えたチームでマーティー・スカル(29)、Cody(32)、ハングマン・ペイジ(26)組との6人タッグに臨んだ。

 時を超え、リング上でも息ピッタリの2人。対角線のトップロープに同時に上がり、場外の敵にボディープレスを浴びせる必殺技「クロススラッシュ」も披露。そのあまりの高さに観客も言葉を失った。

 最後は集中攻撃を受けたオーエンズがペイジにフォールされ、試合には敗れたものの、肩を抱き合って引き上げてきた2人は汗まみれで笑顔を満開にした。

 飯伏が「3年以上ぶりだったけど、もう可能性しかないです。ケニーと、どんどん進化します。もっと連携とれないかと思ったけど、全然うまくいったんで」と興奮気味にまくし立て、取材陣から「ゴールデン☆ラヴァーズ再結成でいいですか?」と確認されると、「再結成です! 復活です!」と即答した。

 一方のオメガも英語で「信頼できる相手がリングにいてくれるのは最高さ」と飯伏をたたえた後、新日移籍後、封印していた流暢な日本語で「もちろん、これからも飯伏と頑張ります。ずっと(再結成を)待っていたから気持ち良かった。楽しかったです」と笑顔を浮かべた。

 飯伏とオメガは10年にタッグチーム「ゴールデン☆ラヴァーズ」を組み、IWGPジュニアタッグ王座に君臨。プロレス大賞ベストバウトにも輝いた。

 14年10月26日のDDT、後楽園ホール大会でのタッグ戦を最後にオメガが新日に移籍。以降はリング上での接点を持たなかった2人だったが、1月28日の北海きたえーる大会でCodyらの離反によりバレットクラブ内で孤立、リング上で暴行を受けたオメガを飯伏が救出。リング上で抱き合ったことで「ゴールデン☆ラヴァーズ」再結成への期待が一気に高まっていた。

 24日には飯伏、オメガ組でスカル、Cody組と対戦する。(中村 健吾)

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