石井智宏、ニュージャパン杯初戦でエルガンに惜敗「ああ…」

スポーツ報知
マイケル・エルガン(左)に敗れた石井智宏

◆新日本プロレス「NEW JAPAN CUP」1回戦・時間無制限1本勝負 〇マイケル・エルガン(29分02秒 バーニングハンマー→片エビ固め)石井智宏●(9日、東京・後楽園ホール、観衆1719人札止め)

 石井智宏(42)がマイケル・エルガン(31)との“魂の肉弾戦”に敗れ、ニュージャパンカップ(NJC)初戦で姿を消した。

 体重100キロの石井と111キロのエルガン。超ヘビー級の2人がゴングと同時に体と体で会話した。激し過ぎるエルボー合戦に体重を乗せたチョップ合戦。ラリアットを食らっても互いにすぐに起き上がる2人に観客は熱狂。後楽園ホールに「イシイ」コールと「エルガン」コールが交錯した。

 バックドロップ、エルガンボム、終盤にはトップロープからの雪崩式スプラッシュマウンテンまで食らい、首が危険過ぎる角度まで曲がったまま、リングに叩きつけられた石井。渾身の延髄斬り、必殺の垂直落下式ブレンバスターで対抗したが、首へのダメージが大き過ぎ、最後はエルガンの繰り出したバーニングハンマーでとどめを刺された。

 勝ったエルガンも試合後しばらく立ち上がれない激闘の末、敗れた石井は若手に脇を支えられた状態でバックステージに引き上げてくると、「ああ…」とだけつぶやき、あまりのダメージの大きさに水道の水を首にかけると、そのまま動けなかった。(中村 健吾)

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