【K―1】KANA、新生初の女子戦で歴史的1勝「ゆくゆくは女子の世界トーナメントを」

スポーツ報知
KANAーボリナ・ベトゥホーヴァ戦  3回、右のハイキックを決めたKANA(カメラ・越川 亘)

◆K―1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~ ▽スーパーファイト K―1女子50キロ級 〇KANA(判定3―0)ポリナ・ペトゥホーヴァ●(21日・さいたまスーパーアリーナ)

 Krush女子50キロ級王者・KANA(25)=K―1ジム・シルバーウルフ=が、新生K―1史上初の女子戦に挑み、ポリナ・ペトゥホーヴァ(18)=ロシア=を相手に判定勝利を飾った。

 KANAは2回終了間際、左ハイキックで最初のダウンを奪う。終始攻め続け、3回残り1分過ぎにパンチのラッシュを見せたが、KO決着はならなかった。

 それでもジャッジは3者ともに30―26と、判定3―0で勝利した。

 KANAは「最低限勝つことは出来たんですけど、空回りしてしまった」と試合内容を反省。相手の印象を「アマチュアの経験が長い分、次から次へと攻撃が出てくる選手。今までに戦ったことがないタイプ」と語り、「K―1のスタートはKOで勝利できなかったんですけこれからもK―1に出場し続けたい。ゆくゆくは女子の世界トーナメントを開催できるまでにしていきたいです」と目を輝かせた。

 ◆KANA(かな) 1992年7月29日、三重・松阪市生まれ。25歳。160センチ。第2代・第4代Krush女子50キロ級王者。2016年4月に第2代王座獲得し、17年1月にメロニー・ヘウへス(25)に敗れ王座陥落も、同12月、メロニーにリベンジして王座に返り咲いた。プロ通算戦績11戦10勝(5KO)1敗。

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