飯伏&オメガ「ゴールデン☆ラヴァーズ」流血戦に惜敗も「まだまだ、これから」

スポーツ報知
血まみれのCodyにシットダウン式ラストライドを決めた飯伏幸太だが、試合には敗れた(カメラ・生澤 英里香)

◆新日本プロレス「SAKURA GENESIS2018」大会 ▽スペシャルタッグマッチ30分1本勝負 〇Cody、ハングマン・ペイジ(23分52秒 横入り式エビ固め)ケニー・オメガ、飯伏幸太●(1日、東京・両国国技館、観衆9882人満員)

 今年2月に3年4か月ぶりの復活を果たした飯伏幸太(35)=飯伏プロレス研究所=とケニー・オメガ(34)の伝説のタッグチーム「ゴールデン☆ラヴァーズ」が両国国技館に登場した。

 米マット界のスター、Cody(32)、ハングマン・ペイジ(26)相手に対角線のトップロープに同時に上がり、場外の敵にボディープレスを浴びせる必殺技「クロススラッシュ」を披露。息の合った合体ジャーマンスープレックスも披露したが、試合は飯伏の強烈なキックで顔面から流血したCodyの闘志の前に飯伏が横入り式エビ固めを決められ、黒星を喫した。

 2010年にタッグチーム「ゴールデン☆ラヴァーズ」を組み、IWGPジュニアタッグ王座に君臨。プロレス大賞ベストバウトにも輝いた飯伏とオメガだったが、この日の敗北には意気消沈。バックステージで汗まみれのまま倒れ込むと、オメガが新日移籍後は封印していた流暢な日本語で「最後まで役に立てなくてごめんね」と飯伏に謝罪。飯伏も「みんな応援してくれたのに負けちゃった」とポツリとつぶやいた。

 「でも、これで最後じゃないですよ。今度こそ素晴らしい結果を出せるようにします」とオメガが言うと、飯伏も「まだまだ、これから」と笑顔で返していた。(中村 健吾)

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