「人間発電所」ブルーノ・サンマルチノ氏、82歳で死去…ジャイアント馬場氏と名勝負を展開

スポーツ報知

 プロレスの世界最大団体「WWE」は公式ツイッターで18日に元WWWF(現WWE)世界ヘビー級王者のブルーノ・サンマルチノ氏が82歳で亡くなったことを伝えた。

 19日にWWEジャパンも公式ツイッターを更新し「殿堂者、ブルーノ・サンマルチノ氏が82歳でご逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします」と伝えた。

 持ち前の怪力を生かした必殺技「ベアハッグ」を引っ提げ「人間発電所」の異名で知られたサンマルチノ氏は、1935年10月6日にイタリアで生まれた。59年にプロレスラーとしてデビューすると63年にバディ・ロジャースを破り、WWWF世界ヘビー級王者となる。67年3月に日本プロレスで初来日し、ジャイアント馬場氏が持つインターナショナルヘビー級王座に挑戦。以後、馬場氏とは名勝負を繰り返し、馬場氏が72年10月に全日本プロレスを旗揚げすると最初のシリーズに参戦するなど、公私ともに友情を育んだ。

 81年に現役を引退。一方で85年からは一時的にリングに上がったこともあった。99年5月に東京ドームで行われた同年1月に死去した馬場氏の「引退試合」に出席した。2013年にはWWEの殿堂入りを果たすなど日米両国で数々の伝説を残した名レスラーだった。

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