藤波辰爾、ブルーノ・サンマルチノ氏の訃報に「寂しい」…20日の試合で追悼の10カウントゴングを捧げる

スポーツ報知
藤波辰爾(左)とバックランド

 プロレスラーの藤波辰爾(64)は19日、スポーツ報知の取材に応じ元WWWF(現WWE)世界ヘビー級王者でWWE殿堂入りを果たしたブルーノ・サンマルチノ氏が82歳で亡くなったことに「びっくりしました。とにかく寂しい」と声を落とした。

 藤波は1978年1月にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでWWWFジュニアヘビー級王座を奪取。当時、ベルトを持って控え室に戻ると「アンドレ・ザ・ジャイアントらと共にサンマルチノがいて、祝福してくれました」と思い出を明かした。その後、ニューヨークで試合をした際には対面し「日本のプロレス界の事情とか思い出を話した」という。

 最後に対面したのは2015年にWWEの殿堂入りを果たした表彰式で、サンマルチノ氏からジャイアント馬場さんと戦った当時の思い出などを聞いたという。「ボク自身は、戦ったことはありませんが、その時は馬場と素晴らしい試合をした、馬場は素晴らしい友人だったとか昔の話を嬉しそうに話していました」と明かし「昔のプロレスラーは独特のオーラがある。サンマルチノもすごいオーラがありました。ボク自身、ファンのような気持ちで彼と対面しました」と振り返り、その時、撮影した記念写真は今も大切にしているという。

 藤波は20日の後楽園ホールと21日の大阪南港ATCホールで自身が主宰する「ドラディション」の「バック・トゥー・ザ・ニューヨークツアー」を開催。今ツアーには、サンマルチノ氏が王座を転落後に「ニューヨークの帝王」と呼ばれた元WWF世界ヘビー級王者でWWE殿堂入りのボブ・バックランド(68)が参戦。「バックランドも来ているし、追悼の10カウントゴングを捧げたい」と明かしていた。

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