68歳バックランド、藤波、長州との夢トリオで快勝し「満足する試合ができた」

スポーツ報知
夢トリオを結成した(左から)長州、バックランド、藤波

◆ドラディション「バック・トゥー・ザ・ニューヨーク・ツアー」(20日、後楽園ホール)

 プロレス界のレジェンド、藤波辰爾(64)が主宰する「ドラディション」のメインイベントで17年ぶりにタッグを結成した藤波と元WWF(現WWE)世界ヘビー級王者ボブ・バックランド(68)に長州力(66)を加えた夢のトリオがTAJIRI(47)、新崎人生(51)、KAZMA SAKAMOTO(35)と対戦。バックランドがチキンウイング・フェイスロックでSAKAMOTOを破り、勝利した。

 初のトリオを結成した藤波、バックランド、長州。バックランドがアトミックドロップからチキンウイングフェイスロックでSAKAMOTOを捕獲した。長州のサソリ固めと藤波がドラゴンスリーパーで締めあげた。3人がそれぞれの必殺技をくり出す中、バックランドがSAKAMOTOをギブアップさせ、完勝だ。試合後、バックランドは3年ぶりの試合だったことを明かし「もうちょっとできたと思うがしょうがない」と苦笑いを浮かべたが、「満足する声援をいただいた。今日は久しぶりに試合ができた満足感があります」とファンに感謝した。

 2001年10月8日、新日本プロレス東京ドームで藤波と組んでザ・ファンクスと対戦して以来、約17年ぶりの来日だった。3年前に藤波がWWEの殿堂入りを果たした時の表彰式でバックランドと再会し試合をオファーした。3年越しの約束を守ってくれたことに「3年前に声をかけていただいて試合が実現して感謝しています。約束を守る人は、そんなにいないんでありがとうございます」とバックランド。藤波も「ファンの期待に応える形でやって良かった」と笑顔を浮かべた。

 21日には大阪南港ATCホールでバックランドは、藤原喜明(68)、ヒロ斉藤(56)と組んで、藤波、長州、船木誠勝(48)と激突する。「彼も言っていたが、今、我々には見習うものがなくなった。我々が何をみせていくかが大事だ」と今後もリングに立ち続けることに意欲をあらわにしていた。

格闘技

×