内藤哲也、鈴木みのるとのインターコンチ前哨戦タッグ完敗も「王様は随分熱くなっていらっしゃるようですね」

スポーツ報知
タッグマッチで鈴木みのるを攻める内藤哲也

◆新日本プロレス「Road to レスリングどんたく2018」大会 ▽スペシャル6人タッグマッチ30分1本勝負 〇デイビーボーイ・スミスJr.、鈴木みのる、ランス・アーチャー(12分47秒 マジックキラー→片エビ固め)内藤哲也、SANADA、EVIL●(23日、東京・後楽園ホール、観衆1562人)

 大人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を率いる内藤哲也(35)が、29日の熊本・グランメッセ熊本大会でIWGPインターコンチネンタル王座をかけて対戦する現王者・鈴木みのる(49)とスペシャル6人タッグマッチで激突した。

 試合は序盤から自身への挑発を繰り返してきた鈴木と、その鈴木を「自称・プロレスの王様」とからかい続けてきた内藤の意地がぶつかり合う形に。場外でのイス攻撃を食らった内藤はすかさず、鈴木の顔面にツバを吐きかけ、「王様~」と叫びながらキック。さらに満場の「ナイトー」コールを受けながら、「王様~」と連呼しながら、キック中心に攻め立てた。

 しかし、内藤の古傷・右ヒザに照準を絞った鈴木は執拗(しつよう)に右ヒザにヒールホールドとヒザ十字固めをしかけ続け、ついには内藤を動作停止状態に追い込んだ。

 内藤、SANADAが倒れている間に最後にはEVILがスミスJr.とアーチャーに合体技・マジックキラーを食らい、試合には完敗。「ロス・インゴ」の3人はしばらくリング上に横たわったままだった。

 足を引きずりながら、バックステージに引き上げてきた内藤は苦笑いを浮かべながら「王様は随分熱くなっていらっしゃるようですね」とポツリ。

 「近くで目を見たら、王様が随分、やる気になっているのが分かりましたよ。俺相手に随分熱くなられているよね。鈴木軍にとっても、鈴木みのるにとっても、これ以上おいしい獲物はないからね」と続け、最後には「俺も王様のお相手しているのは楽しいから、王様の気持ちは分かりますよ。ただし、俺の気持ち、俺の目がタイトルマッチに向いているかは別。それは明日(24日)、またお話しますよ」とニヤリと笑った内藤。24日も「ロス・インゴ軍」と「鈴木軍」は10人タッグマッチで激突する。(中村 健吾)

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