ボートレース下関「競帝王決定戦」今村豊インタビュー

2017年9月25日7時0分  スポーツ報知
  • 今村豊

 ―2017年はG1マスターズで同レース3回目の優勝。4月の芦屋「ミニボートピア嘉麻オープン5周年記念」では史上18人目となる24場制覇を果たしました。まずマスターズの優勝を振り返っていかがでしたか。

 「エンジンの仕上がりも良かったですしね。良かったですね、という感じですね。前検から気配はありましたからね。安定板が着いた時にペラをたたいて『あっ、良くなった』という感じが余計にあったんで。枠も良かったですし」

 ―優勝賞金1000万円を加算して、賞金ランクも上がりました。

 「この歳(現在56歳)になって先のことはそこまで考えていないんで。一戦一戦(が大事)ですから。とにかく一生懸命走るだけです。ただそれだけです」

 ―芦屋では全場制覇を果たしました。下関であったトークショーで、今村さんは「芦屋の方が緊張した」と話されていました。

 「マスターズに関しては過去2回優勝しているというのもあるし、そんなに『絶対勝たないといけない』というプレッシャーもないですし。芦屋では周りがプレッシャーをかけてきた感じですから。記者さん、(日本モーターボート)競走会さんも含めて周りの人の方がプレッシャーをかけてくるというか。ただ、目の前に24場制覇があるわけですから、マスターズより芦屋の方が緊張はしました。賞金(が多い、少ない)じゃないです。芦屋は向かい風が強かったけど、そんなこと言っている場合じゃないし、とりあえず、平常心でいけるかどうか、ですからね。もちろん(勝って)ホッとしてます。24場制覇は誰でもできることじゃないですから」

 ―マスターズの優勝は一昨年の徳山以来実に2年ぶりでした。

 「(優勝するのは)いまはなかなか難しいですからね。優勝すること自体はどんなレースであってもうれしい。でも、(優勝は)なかなか難しいな、と思ってます、本人は。そうは簡単に勝たせてもらえんな、と」

 ―昨年のSGオールスターの2日目の事故で左足を剥離骨折するアクシデントがありました。それが原因か、その後、ちょっと調子を崩されました。

 「足を骨折して、(けがした足を)かばいながら乗っていたんで。乗り方を僕自身が分からなくなった。元の乗り方も分からない。かばう乗り方になってきて。(けがをしたのは)左足の小指のあたり。(ターンするとき)体を常に支える大事なところ。ただ、出走回数とかの問題(A1は6か月の期間に最低90走必要)があってずっとかばいながら走っていた。そうするとかばいながらの乗り方になった。いまはもう痛みはないんですけど、『前の乗り方はどうだったの』という感じはあります。舟の安定性とか、以前と違うなというのは感じますね」

 ―今村さんは56歳になられましたが、常にトップで活躍されている。何か健康法みたいなものはあるんでしょうか。

 「走っているからこそ、体力が続いているかなと思いますね。数を走ってますし。走っていること自体がトレーニングになっている。そんな感じですよね。けがなんかすると(レース勘が)変になりますよね。そういうアクシデントがなければ、走っているというのが大事だし、自分の体力、技術を含めてキープできるというか」

 ―現在、目標みたいなものはありますか。

 「正直、目標はないですね。目標にしていることがない。目標を立てていないんで。とりあえず、とにかく一つ一つのレースを一生懸命走るということぐらいですね。若い時ならね、賞金王(グランプリ)行きたいとか、ダービーで優勝したいとか、そういう目標がありましたが。いまはそういう目標がない。与えられた仕事をとにかくがむしゃらに、一生懸命。まあ、負けようが、勝とうが。とにかく一生懸命走るということだけですね」

 ―今村さんは下関を得意にされています。下関はどんな水面ですか。

 「下関はやっぱり、地元ですし。本当に水面もいいところですし。僕は一番好きなレース場なんですけど。ただ、残念なことに、ナイターは下関に限らず、水面が見づらいというのがあるんで。下関が苦手じゃなくて、ナイターがちょっと苦手な部分が出てきてますんで」

 ―瓜生正義選手もナイターは水面が見えづらいということを話していました。

 「英治(白井)が、若松で(初のSG)優勝したじゃないですか。あの時ぐらいから見えづらくなった。その前は見づらいんですけど、何となく見えていたんで。あのころから『あれ、おかしいな』というのがすごくあって。ちょっとでも日があってくれたら見えるんですけどね。年齢とともにどんどん見えなくなっているんで。見えないと怖さが出てきますから」

 ◆今村 豊(いまむら・ゆたか)1961年6月22生まれ。56歳。山口県出身。山口支部。81年に徳山でデビューした48期生。同期で現役を続けているのは久田正晴、鵜飼菜穂子、小神野紀代子で4人だけとなった。SG優勝7回、G1優勝48回。下関はドル箱水面で1着537回、G18回、G21回、一般戦28回で合計で37回も優勝を飾っている。

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