ボートレース下関「競帝王決定戦」エンジン評価

2017年9月25日7時0分  スポーツ報知

 現在使用しているエンジンは2月のスポーツ報知杯が初下ろしで、直前のジャパンビバレッジ杯まで20節を消化している。

 好素性機はいくつかを除いて転覆などの影響でことごとくパワーダウン。逆に低調機は相次ぐ整備でパワーアップ。他場と比べるとエンジン差は小さいと思われる。7月の一般戦で低調機ながら健闘した松本博昭は「よそよりエンジン差は小さい」と話していた。

 スーパーエース機またはエース機のような抜群機はない。これは整備長も同じ意見。強いて言えば一番いいのは35号機か。これまで3回優出して優勝はないが、伸びはだいたい上位級に仕上がる。その代わり一瞬の出足は甘い。

 52号機は温水パイプが外れた5月ごろから一気に頭角を現し、8月の一般戦で仲谷颯仁が優勝。「良かった伸びに出足が付いた。足は全部いい」と話していた。出足、レース足を含めた総合力では35号機より上かも。

 40号機は元々低調機だったが、5月に竹田吉行がキャリアボデーを換えて大変身。直後の男女W優勝戦では富樫麗加が6コースから1号艇の田口節子を破ってうれしいデビュー後初V。「準優は伸びを求めて乗りづらかった。ペラを戻して乗りやすさ重視で行く。それでも足はやられない」と、どちらかと言えば出足関係が良かった。

 近況絶好調のエンジンが2基ある。13号機と50号機だ。まず13号機は7月の小林泰を手始めに北村征嗣、片山竜輔と3連続優出を果たした。特に片山は病気で約2か月休んでいたが、復帰戦でいきなり優出。「伸びは中の上。ペラの形が自分と違うので乗り心地は来ていない」とどちらかと言えば伸びの方が強かった。優勝戦では道中で谷村一哉に競り勝っている。

 50号機は3節前に柴田友和が乗った後、中間整備(キャリアボデー交換)で一気にパワーアップ。森脇徹はF休み明けだったが、出足、レース足は軽快だった。安達裕樹が乗った節は低調機シリーズだったが、出足中心に節一級の動きを見せた。評価を「C」から「B」に上げたが「A」評価にしてもいいくらいだ。

 38号機は初下ろしから強力で使い始めは39号機とともに2枚看板だった。GWで白井英治、7月には永田啓二がV。3月に後藤孝義が優出したときは「1マークで引き波にはまったが抜け出せたし、足はいい。出足中心にレース足がいい」と話していたが、最近はびっくりするほどの足にはならない。

 71号機は8月に勝率3点台と不調だった福田理が優出。「足はいいですよ。伸び寄りだけど、出足も悪くない。不満はない」と話していた。

 58号機は2連対率30%しかないが、これは乗り手に恵まれていないため。8月に優出した片岡恵里は「いいのは出足、行き足。伸びも普通よりいい」とエンジンは出ていた。西川も「(35号機の)鈴木(雅希)選手とは足が違ったが、自分のも良くて上位の部類」と、話していた。

 39号機は元々エース級のエンジンで5月に加木郁が乗った時はレース足が強力だったが、6月に転覆してパワーダウン。低調機シリーズだった8月の一般戦でもそこまで目立たなかったが、エンジン出しに定評のある山一鉄也が乗ってやや復調ムード。

 近況落ち気味なのが73号機と17号機(エンジン表には未掲載)。まず73号機は7月に地元の小林一樹が乗って13年ぶり2度目の優勝を飾ったが、お盆レースで岡本慎治が転覆。部品が換わって足落ち。

 17号機は6月の五反田忍、7月の岩川仁士あたりまでは良かったが、最近はまったく目立たない。

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