開設65周年記念「G1つつじ賞」あす開幕

2017年10月7日7時0分  スポーツ報知
  • 前回大会準Vの井口佳典。地元周年4度目の栄冠へ突き進む
  • リズムが上がってきた新田雄史。地元周年初V狙う
  • 昨年は機力劣勢をハネ返して優勝を手にした篠崎。連覇を目指すシリーズだ

 ボートレース津の「G1つつじ賞王座決定戦・開設65周年記念競走」が、8日から13日までの6日間開かれ、全国各地の強豪が集結して熱戦が繰り広げられる。賞金王ロードが熱を帯び、これまで以上に選手の一挙手一投足に注目が集まる。今節も恒例のダブルドリーム戦を実施。初日の「つつじドリーム戦」は、地元のエース井口佳典を筆頭に、菊地孝平、今村豊、田中信一郎、茅原悠紀、中島孝平がエントリー。うち4人が黄金のヘルメットをかぶったことのある豪華な顔ぶれだ。2日目のツッキードリーム戦は、池田浩二、篠崎元志、白井英治、魚谷智之、新田雄史、岡崎恭裕の6戦士。三重勢は5人と少数だが、精鋭ばかり。テクニシャンの高沖健太、スピード自慢の東本勝利、一発力を秘める中嶋健一郎が地元で気合の入った走りを見せる。

井口 地元の絶対エースとして君臨する井口佳典が主役の座を渡さない。61周年以来のV奪還へ燃えている。

 今年の津地区選では地元の期待に見事応えて優勝。これ以上ない最高の形で役割を果たした。その裏ではピットで静かに闘志を燃やし、強い気持ちで臨んでいる姿が見えた。今回の地元周年への思いも大きいはずだ。

 今年はG15優出1優勝。SGでは優勝こそないが、優出2回。今年に入ってから予選突破を逃した回数はわずか5回と、安定した活躍を見せている。今年の獲得賞金は6000万円超。ランキングも6位につけている。7回目のグランプリ当確だが、井口としては2ndステージからの出場となる6位以内を目標としているはずだ。そのためにも賞金の上積みはもちろん、残り二つとなったSG、ダービー、チャレンジカップへ向けて、弾みをつけるシリーズとしたい。 

 今年の好調の背景には15年後期のF2のトラウマを払拭し、Sの鋭さが戻ったところが大きいように思える。8月に40歳となり、円熟味のあるレースでも魅了している。緩急剛柔のレースで目指すは、つつじ賞の頂点のみ。

新田 地元のエース井口佳典に次いで、地元選手で優勝の期待が大きいのは新田雄史だろう。SG・G13優勝の実績を誇るが、地元G1タイトルは獲得していない。今では井口とともに地元2枚看板として、三重支部を牽引(けんいん)する存在になっているだけに、そろそろ地元周年の栄冠を手にしたいところだ。

 「最近のリズムは良くはないですね。決定力不足というか。グレードレースで優出がないことが不満ですね。ただ、一時期の状態を考えれば、最悪は脱しています」と話し、取材直後のとこなめG1で優出(3着)を果たした。8月に徳山一般戦でV、若松SG、多摩川G1で準優まで駒を進めている。調子は間違いなく上がって来ている。

 今回のつつじ賞については「ダービーの権利がない分、チャレンジカップには出場したいと思っています。タイミングもいいですし、ここは頑張りどころですね」。現状、チャレンジカップ出場圏内にはいるが、ダービーで賞金を底上げしてくる選手が出てくることもあるだけに、まだ安心は出来ない。チャレンジカップ出場には今回の記念での活躍が至上命題だ。

 「地元ですしね、相性は他場よりはいいですよ。調整の面でも最悪は脱しています」。当地は今シリーズから新エンジン、新プロペラになるが、いつも通りターン足をしっかり仕上げる。鋭い旋回で満開の花を咲かせる。

展望 いよいよグランプリ出場を懸けた争いも2か月を切った。2位までに入るとトライアルの1号艇をゲット、6位までに入ると2ndステージからの進出と好エンジンを手にするチャンスなど、賞金獲得額の上位選手には特典が発生する。もちろん、ボーダーの18位を巡る攻防やSGの権利取りもあり、それぞれが目標を持って乗り込んで来る。

 今大会は10月3日現在で賞金ランキングが100位以内の選手が大挙参戦。100位付近の選手も勝てば、チャレンジカップ出場が見えてくる。

 5位は白井。得意の若松(メモリアル準V)からピッチを上げ、多摩川周年〈2〉着、直前の下関周年を制覇して、勢いは最高潮だ。

 6位は地元のエース井口。初日のつつじドリーム戦では、1号艇を任されている。

 7位は茅原。中国地区選を勝ってからは優勝から遠ざかっているが、持ち前の機動力を生かして安定した成績を残している。

 8位の菊地は、得意の夏場こそ快音が響かなかったが、下関周年でファイナル入り。軌道修正を果たしての参戦だ。

 9位の田中も直前で活躍してきたひとり。グランプリ4Vに照準を合わせているだけに、更なるギアチェンジで高みを目指す。

 13位の森高は、13年に行われた当地チャレンジカップの優勝者。あの時は勝ってもグランプリ出場を果たせなかったが、今年は絶好の位置に付けている。

 21位の岡崎、24位の篠崎、25位の新田らニュージェネレーションが、逆転で夢舞台を狙っている。特に篠崎はつつじ賞連覇、新田は念願の地元周年奪取へ燃えている。

 28位の柳沢は、7月の浜名湖周年でG14勝目。速攻力とエンジン出しに磨きがかかって充実期を迎えた。

 33位から36位までは、SG覇者が名を連ねている。

 今年のマスターズチャンピオンを始め、津はG14Vの今村、オープンコースから繰り出す俊敏攻めが素晴らしい魚谷、コーナー巧みな中島孝、1マークの決定力が脅威の山口剛もV戦線に加わってくるだろう。

 41位の須藤、9月の多摩川周年でG1初タイトルを手にした42位の三井所も、ここを優勝すると一気にグランプリ出場圏内に踊り出る。特に三井所のチルトアップには警戒が必要だ。

 47位に甘んじているのが池田。夏場はリズムに乗れなかったが、F休みを経てリセット。直前の地元戦を2コースから差し切り貫禄を示した。津周年は連続優出中と相性も上々だ。

 49位の吉田を始め、53位の萩原、68位の秦、69位の東本、73位の平尾、83位の興津、86位の谷村、94位の渡辺、95位の馬袋、97位の杉山、99位の中野、100位の青木らの動向も目が離せない。

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