とこなめボート【G1トコタンキング決定戦】エンジン分析

2017年9月12日6時30分  スポーツ報知

 長らくエース機として位置づけられてきたのが50号機だ。夏場に入ってパワーダウンする機もあった中、50号機は気配落ちどころかさらに強力な実戦アシが際立っていた。直前走った木下陽介からは、「すごいエンジンですね。記念が楽しみで仕方ない」と太鼓判が押された。出足に伸びと全てが上位の万能型エンジン。引けば一躍V候補として注目されるのは間違いないだろう。

 そのエース機に迫るどころか、勢い的には逆転したかもしれないのが33号機。元々伸びに威力のある機だったが、覚醒は平本真之が優勝したお盆シリーズだ。「普通のエンジンだったら伸びが下がる形のペラなのに、伸びもいいです」とは平本の言葉。超出足型へシフトしても伸びの威力は落ちなかった。その後に乗った菅章哉はバランス型で節イチ級、鳥居塚孝博と伊藤紘章は他を圧倒するぐらいの強伸びを誇っていた。

◆スロー得意24号機

 50・33号機をトップ2とし、ここに割って入る潜在能力があるのは24号機か。こちらは出足、行き足系の実戦向きタイプ。伸びという面ではパンチに欠けるが、スロー戦を得意とする選手には願ってもないエンジン。地元の若手・黒野元基が抜きで飾った水神祭はインパクト大だったが、特に回ってからの押しはひと味違って見えた。

 44・2号機も上昇度は高い。44号機はお盆に畔柳俊吾が力強い足色に仕上げた。準優こそFに散ったが、4カドまくりがさく裂したかにも見えた。その後、引き継いだ谷川祐一がオール2連対の活躍で優勝。出足も伸びも水準以上なのは間違いない。2号機は元々上位の1機だったが、夏場を前にして失速。それを立て直したのがやはりお盆の中山雄太だった。中山がお盆戦で準V、その後は飯山泰が4カドまくりでVを射止めた。直前の東健介も、「バランス取れて上位」とキッパリ言い切る旬のエンジンだ。

 9・60号機は伸びに特長。仕上がればジワッとのぞく雰囲気があるが、乗り心地の面ではムラを感じる。6号機は以前ほどのインパクトはないが、常に水準以上はクリアしている安定力。ペラ調整が上手い記念戦士が乗れば大化けの可能性も。夏場にブレイクした30号機も注目機のひとつに挙げておきたい。

 逆に数字は高いが、気をつけなければならないのが4・54号機。もちろん悪くはないが、明らかに旬が過ぎたエンジン。現状の動きは中堅レベルにとどまっている。

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