浜名湖【ボートレースクラシックあと4日】関東王者・金子がスタート力で見せ場作る

スポーツ報知
関東地区選を制し、G1初優勝で水神祭をする金子

地区選総まとめ 地区選手権はクラシック出場権を得るラストチャンスだ。優勝者が出場権を獲得できる。全国6地区で選手はしのぎを削ったが、若手のG1初Vにベテランの久々G1V、恵まれVもあり、例年以上に番狂わせが多かった。

 関東(江戸川)では金子拓矢(34)=群馬=がG1初タイトルを奪取した。苦手水面で当地通算勝率は4点台だったが、節が始まると当人も「まさか」の快進撃が続き、予選1位で準優1着、優勝戦は01の鋭発で逃げ切った。初出場のSGに向けては「旋回力を向上させないとダメ」と力不足を認めるが、天性のスタート力で見せ場を作ってくれるだろう。

 波乱は東海(とこなめ)で、優勝戦1枠の平本真之がバック逃げ態勢もF。外を握った徳増秀樹(43)=静岡=が繰り上がり、後続を振り切って通算3個目のG1冠を獲得。浜名湖開催のSG出場権を手にした徳増は「地元なので優勝を目指します」と力強く話した。

 近畿(びわこ)は節イチの野添貴裕(45)=大阪=が2コース差し。19年ぶり2度目のG1優勝を果たした。「同期(太田和美、田中信一郎)2人にいつも頑張れって言われてきた」。同郷の仲間に激励され、2000年以来となるSG出場権を手に入れた。

 四国(まるがめ)は林美憲(43)=徳島=がインで圧倒し、5年ぶり3度目のG1優勝を飾った。クラシックも「もちろん狙って行く」とSG初Vに闘志を燃やしている。

 唯一の順当決着は中国(児島)。すでにクラシック出場権があった前本泰和(45)=広島=が、人気に応えてイン逃げで優勝した。1月・からつ周年に続いてのG1優勝で、GP戦士となった昨年来の勢いを持続させている。

 九州(若松)は純地元の仲谷颯仁(23)=福岡=がイン速攻を決め、デビュー4年目でG1初制覇。同支部で昨年の最優秀新人、ライバルでもある羽野直也とともに浜名湖に乗り込む。(佐々木 伸)

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