福岡【マスターズ チャンピオンシップあと6日】年齢引き下げ レベル上昇

スポーツ報知
昨年の覇者・今村豊。松井繁ら大物ルーキー相手に熟練の技術で魅せる

 今年はマスターズチャンピオンが大きく生まれ変わった。昨年までの出場資格は48歳以上(4月1日現在)だったが、今年は45歳以上に引き下げられた。大阪勢を例にあげると、48歳の松井繁は従来の選出基準でも出場できるが、この変更で、45歳の太田和美や田中信一郎らも今年から出場可能になり、出場選手の年齢が大幅に若くなった。

 出場者は昨年の優勝者(今村豊)、G3マスターズリーグの優勝者、施行者希望選手(藤丸光一、仲口博崇)、勝率上位者(17年2月~18年1月)の52人で、勝率のボーダーラインが15年は5・59、16年は5・82、17年は5・97と年々上昇してはいたが、今年は6・54(いずれも出場選手発表時)と、A1級のボーダーよりもはるかに上昇した。A2級は全体の1割にも満たない、わずか5人で、SGに頻繁に出ている選手の割合も高く、レベルが格段に上がって、周年記念とほとんど変わらないG1戦になった。

 また、4月最後のG1戦に当たり、7月のSGオーシャンカップ(若松)出場権争いの最後の舞台でもあり、また、期末でA1勝負駆けの選手もいて、様々な側面を持つ開催になった。

 今年の第19回の舞台はボートレース福岡で、17日に開幕する。1コースの1着率は48・9%(17年4月~18年3月)で、九州5場では最も低く、全国平均をも下回る。その分、2コースが16・4%、3コースが17・5%と高く、特に3コースの1着率が際立っている。また、独特のうねりがレースに大きな影響を及ぼす。エンジンは昨年7月5日初日の開催から使用されており、2連対率1位の67号機と勝率1位の71号機が2強の評価を得ている。

(正永 岳宏)

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