周回板めくり忘れてレースが不成立…オールスター競輪で2億円返還の事態に

2017年8月15日16時26分  スポーツ報知
  • 最終日第6Rは周回板誤表示のため競走不成立。ワンツーが決まったはずの新山響平と大槻寛徳はガックリ
  • レース不成立となった6Rの払い戻しモニター

 ◆平競輪G1「オールスター」最終日第6R(15日)

 平競輪「第60回オールスター競輪」最終日の15日、第6RのS級特選が不成立となり、発売金額2億2130万2400円がすべて返還された。残り1周の周回板をめくり忘れて「1周回」と表示することなく、誤ってそのままの赤板「2周回」と表示し続けたため。競技規則第73条「競走中、周回通告員が打鐘もしくは周回通告を誤って行ったとき、または打鐘もしくは周回通告を行わなかったとき」が適用された。

 JKAによると、周回通告員の周回錯誤でレースが不成立となったのは1963年4月(花月園競輪)以来。ビッグ開催では初めて。これ以外では、1986年6月9日、四日市第3Rで周回通告員(打鐘員)の打鐘錯誤、2011年8月23日、函館第1Rで先頭誘導員が競走選手を落車させた妨害でレース不成立がある。

 競輪場内にあるファン相談室には「車券を捨てた」などの苦情が5件あったが、大きなトラブルはなかった。

 レースは残り3周から野原雅也―村上博幸―浜田浩司が、新山響平―大槻寛徳―岡部芳幸を抑え、残り2周から引いたが新山が巻き返し激しい主導権争い。岡部が内の堤洋と接触、堤が落車。打鐘で野原が先頭に立ったが、4番手に収まった新山がまくり、大槻とゴール前は接戦だった。

 新山は「自分は踏んだりやめたりで、感触でどの周回を走っているのか分かる」。野原も「自分が周回を間違っているとは思わなかったので、走り続けた」。ベテラン中村浩士は「道中、落車があって一生懸命ゴールまで踏んだ。途中で笛の音は聞こえたが…。選手としては一生懸命走っているし、みんなでいいレースをしようと思っている。大会を盛り上げるため努めているのに…」と残念そうだった。

 杉岡雄二開催執務委員長は「ファンの皆様に大変なご迷惑をかけました。今後、このような事故が起こりませんよう再防止に努め、ファンの皆様にさらに楽しんでいただけるレースをご提供できるよう努めていきます」と語った。

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