【巨人】創価大・正義、密着マーク!ドラフト超大物獲り参戦

2016年1月10日6時0分  スポーツ報知

 今秋ドラフト超目玉で最速156キロを誇る創価大の田中正義投手(3年)が9日、東京・八王子市内の同校グラウンドで本格始動した。巨人は山下哲治スカウト部長(62)が自ら視察に訪れるなど1位候補として密着マーク。国内合計8球団10人のスカウトが大集結した。巨人・沢村、菅野が持つ神宮学生最速157キロの更新にとどまらず、濃密な投球を追い求めていく。史上初の12球団1位指名の可能性を秘める逸材は、抜群の注目度で大物ぶりを発揮した。

 慣れない光景の連続に不思議な感覚が湧いてきた。渡された色紙に「大学日本一」と目標をしたためると、テレビカメラ6台を含む19社約50人の視線が全身に集まった。「注目を乗り越えないとプロでやっていけない。今から経験できるのはプラス。でもこれ、全国ネットはやばいです」と、思わず苦笑いを浮かべた。

 いよいよ迎えたチームの始動日は、キャッチボールや坂道ダッシュなどで汗を流した。その姿に国内8球団10人のスカウトが熱視線を送り、「意識しないと言ったらウソになる」と本音を漏らした。すでに日本ハム、楽天は1位指名を公言。特に巨人は、山下スカウト部長と吉武スカウトがそろって視察。日本ハムも2人体制という熱の入れようだ。「右の本格派でストレートで三振が取れる。上原(浩治)以来の大物投手じゃないかな」と同部長。大卒1年目に20勝で投手部門のタイトルを総ナメにし、現在はメジャー、Rソックスで勝利の方程式の一角を担う、かつてのエースに重ね合わせた。

 昨年の秋季リーグ戦は6登板で6勝0敗、新記録の防御率0・00をマークするなどブレイク。そんな右腕の今年のテーマは「圧倒」だ。グラウンドと同じ敷地内に建つ創価大では、昨年末までTBS系ドラマ「下町ロケット」の撮影が行われていた。「ドラマは見ていなかったんですけど、本を読んだ。面白い」。中小企業・佃製作所の人々が挫折や困難を克服して、ひたむきな努力で大きな成功を成し遂げたように、田中も“正義ロケット”を作り上げるイメージを膨らませた。

 「もっと下半身や肩甲骨回りの筋力がついたら、今10割の力で出ている155キロが、8割の力で出るかもしれない。残りの2割は考えながら投げる余裕ができる。今の実力が10だとしたら、12にも15にもなる可能性がある」。描く青写真は未知数。理想に近づけば、巨人の沢村、菅野が大学時代にマークした神宮学生最速の157キロを一気に飛び越すことも十分に可能だ。

 創価高時代に右肩痛で外野手に転向したが、恵まれた体格を見込まれて、大学で再び投手へ戻った。「大学から投手を再開して、3年しかたっていないので、ゴールは見えていない。どういうカタチになるのか、今後経験を積んでいって見えてくると思う」。どこまで伸びていくのか、全球団が期待に胸を膨らませている。(坂本 達洋)

 ◆田中 正義(たなか・せいぎ)1994年7月19日、横浜市生まれ。21歳。小1から野球を始め、創価高で1年夏に背番号1も、右肩痛で外野手に。創価大で投手復帰。昨年は春のリーグ戦から50イニング連続無失点を継続して、秋はリーグ初の防御率0・00。リーグ戦通算15勝1敗。大学日本代表では、昨年6月のNPB選抜戦で7者連続奪三振。同7月のユニバーシアード夏季大会はエースとして優勝。186センチ、91キロ。右投右打。

(カメラ・佐々木 清勝)

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