【巨人】重信、2安打2塁打そして美守 侍・小久保監督「スピード感がある」

2016年2月21日6時0分  スポーツ報知

 ◆オープン戦 巨人2─0DeNA(20日・那覇)

 勢いよく跳ねた。飛んだ。5回2死、前方への荒波の小フライを重信がダイビングキャッチした。「思いっ切り突っ込みました。積極的に守備ができたと思います」。打球判断に迷い、わずかにスタートが遅れたが、50メートル5秒7の快足でチャラにした。売り出し中のルーキーが、超ファインプレーで新たな魅力を見せつけた。

 打撃と走塁はもう、手がつけられない。4回先頭で二塁に内野安打を放ち、次打者・岡本の3球目に二盗に成功。ギャレットの先制二塁打を導き、8回1死二塁では早大の先輩・須田から右前に運んだ。「とにかく塁に出て、かき回してホームに帰って来るのが自分の役割だと思うので、得点に絡めて良かったです」。紅白戦、練習試合を含めた4試合連続のマルチ安打で、打率は6割2分5厘。2盗塁を決め、スチールも3戦連続とした。視察に訪れた侍ジャパンの小久保監督は「スピード感がある。チームにとってもいい刺激になっている」とたたえた。

 波の音を聞きながら大好きな読書をし、疲れを吹き飛ばした。沖縄キャンプ初めての休養日となった前日19日。宿泊ホテルを出て、一人で向かったのが那覇唯一の遊泳ビーチである「波の上ビーチ」だった。「ビーチで本を読みました」。休日のお供に選んだのは、ドイツの哲学者・ニーチェの「ツァラトゥストラかく語りき」(河出文庫)だった。

 ニーチェの言葉や哲学が翻訳され、紹介された代表作だ。「短くニーチェの考え方がいっぱい書いてあって、『ああ、こういう考え方もあるんだ』と考え方の幅が広がるんです」。22歳が偉大な哲学者の思考に触れ、心身をリフレッシュし、最高の結果につなげた。

 長野、亀井、立岡、大田ら外野のライバルは多いが、走攻守で開幕スタメンへ猛アピール。それでも、慢心は全くない。「凡打もありましたし、満足していません。アピールポイントは足なので、そこを存分に出していきたいです」。打って、走って、守って。新スピードスターが、常勝軍団に新風を巻き起こす。(中村 大悟)

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