【巨人】今年こそ、今年こそ大田弾!変身・山田流で外野争い生き残りへ

2016年2月25日6時0分  スポーツ報知

 ◆練習試合 巨人6―1中日=特別ルール=(24日・那覇)

 巨人・大田に待望の“今季1号”が飛び出した。中日との練習試合(那覇)に途中出場。7回2死で迎えた1打席目、左腕・浜田達の高めの直球を左中間席に運んだ。今年はヤクルト・山田流のタイミングの取り方を猛特訓。柔らかさが増し、変身した打撃で外野争い生き残りを猛アピールした。毎年のように期待されながら昨年まで通算5本塁打。背水の陣となる8年目、強い覚悟で巻き返すことを誓った。

 一撃で仕留めた。大田が豪快なスイングで放物線を描いた。7回2死。1ボールから高めの直球を捉えて、左中間席に運んだ。長距離砲にしか打てない、滞空時間の長い一発。両手には確かな感触が残った。

 「一発で捉えることができたのは良かった。いい感じでバットが振れている」

 昨年までなら、打ち損じていたかもしれない。自信に満ちた表情の理由は、打撃で新たな発見があったからだ。今キャンプ、大田は内田打撃コーチから連日、徹底指導を受け、新しいタイミングの取り方に挑戦している。左足を上げた後、一瞬の「間」を作ってから着地する。ヤクルト・山田を参考にしたものだ。

 「(山田は)体はそこまで大きくないのにあれだけ本塁打を打てる。やっぱりタイミングが大事だと思った。打撃は力じゃない。ただ強く振ればいいというものじゃないなと」

 昨年までの大田は、打席での動きが慌ただしかった。左足を上げてすぐに地面に着地するため、目線がぶれやすく打ち損じが多かった。内田コーチには左足をゆっくり、柔らかく着地する「山田流」を勧められ、連日「間を作れ」と注意を受けて改善。以前より球をしっかり見ることができるようになり、芯で捉える確率が上がった。

 当たれば飛ぶ。秘めた才能を長年、発揮できず苦悩した。回り道はしたが、ようやく開眼のきっかけをつかんだ。重信、立岡は好調。外野争いの中で厳しい立場だが、自分を見失うことはない。

 「2人がヒットをたくさん打つのは刺激になるけどやっぱり負けたくない。自分は2人よりも遠くに飛ばす力はある。バットの芯に当てて強い打球を打つことを心がければ、自然と長打も増えると思っている」

 好調の2人に加え長野、亀井も強力なライバルだ。由伸監督は試合後、大田の一発について聞かれ「彼のいいところが出た。持ち味というか。(外野手を)どういった形にするか常々、考えている」とうれしい悲鳴を上げた。大田は危機感を胸に、競争に臨む覚悟だ。

 「1本出て一喜一憂しているようでは何も変わらない。大事なのは継続して結果を出すこと。自分の中では今年がラストチャンスのつもりでやっている。レギュラー争いに食らいついていけるようにしたい」

 山田のような柔らかいタイミングの取り方を習得し、崖っ縁からはい上がる。(片岡 優帆)

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