【巨人】FA山口俊の人的補償で平良がDeNAへ移籍

2017年1月5日4時0分  スポーツ報知
  • 昨年の4月7日、東京ドームで行われた阪神戦でプロ初登板を果たした平良

 DeNAが、巨人にFA移籍した山口俊投手(29)の人的補償として、平良拳太郎投手(21)を獲得することが4日、明らかになった。若手投手が不足するチーム事情と合致して、3年目の昨季1軍デビューした有望株に白羽の矢が立った。すでに昨年12月22日に開いた編成会議で平良を獲得する方針を固めていたが、仕事始めとなったこの日、横浜市内の球団事務所で高田GMらが最終確認。巨人側に通達した。5日にも両球団から発表される。

 ラミレスDeNAが、巨人の次代を担うことを期待されていたエース候補を獲得する。高田GMは「巨人には連絡した。ただ、向こうはきょうは休みだから、何の発表もない。ポジション? それは明日(5日)になったら分かるよ」と明言しなかったが、関係者の話を総合すると、平良の獲得に踏み切ったことが判明した。

 平良は沖縄生まれの21歳。体をひねるトルネード気味の変則サイド右腕で、「斎藤雅樹2世」とも呼ばれている。140キロ台の直球に、カットボール、シュートで両コーナーを突く投球が持ち味で、昨年4月7日の阪神戦(東京D)ではプロ初登板初先発を果たした。4回途中4安打3四球4失点でプロ初黒星を喫したが、1回から2回にかけてヘイグ、福留、ゴメス、鳥谷を4連続三振に仕留めるなど、潜在能力の高さをのぞかせた。

 その後は右肘痛もあって1軍再昇格はできなかった。このオフには岡本、高木とともにプエルトリコのウィンターリーグに参加。多くのメジャーリーガーが参戦し、ソフトバンク・松坂も志願参加したほどの高いレベルの中で、中継ぎとして5試合に登板して0勝0敗、防御率3・60の成績を残していた。現地では新たにチェンジアップを習得し、今季も開幕ローテーション争いに加わることが期待されていた。

 チームの補強ポイントにも合致する。昨季は11年ぶりの3位に入って球団初のCSに進出。だが、現行の高田GM体制になってからは、投手陣整備のため大学生、社会人中心のドラフト戦略を強いられ、高校生は下位での指名に限られていた。平良と同学年の砂田が、育成ドラフトから1軍入りを果たしているが、若手投手が極端に少ない編成となっている。

 ラミレス監督はこの日、球団の仕事始めで約110人の職員に今季の優勝を宣言した。先発陣は石田、今永、井納の3本柱が軸となりそうだが、ローテ候補が6人そろわないのが現状だ。チーム唯一の2ケタ勝利を挙げた山口が抜けた穴は大きいだけに、平良がいきなりチャンスをつかむ可能性も十分にありそうだ。

 ◆平良 拳太郎(たいら・けんたろう)1995年7月12日、沖縄・今帰仁(なきじん)村生まれ。21歳。今帰仁中学ではエースとして全国大会3位。北山(ほくざん)高では1年春からベンチ入り。最高成績は3年春の九州大会8強。甲子園出場なし。13年ドラフト5位で巨人へ入団。昨季2軍では12試合に登板して6勝2敗、防御率2.31。181センチ、77キロ。右投右打。背番号92。年俸750万円。

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