【巨人】ケガ防止に炭酸水導入 坂本勇「初めて聞きました。期待できますね」

2017年1月31日5時0分  スポーツ報知
  • キャンプインに向け笑顔で調整する坂本勇(カメラ・中島 傑)

 由伸巨人が、今季のけが予防の秘策として「炭酸水」を用いることが30日、分かった。

 宮崎での1軍合同自主トレ最終日の練習前に、内藤トレーニングコーチが昨年に続き、肉離れの予防マニュアル本を使用し講習を行った。さらに今年は、疲労物質の除去と食欲増進効果があるという「炭酸水の摂取」を提言し、ロッカーに常備することとなった。球界でも異例の取り組みで故障者ゼロを目指す。

 由伸巨人が目からウロコの発想で、けが予防の新改革に打って出る。合同自主トレの練習前に、全選手に対して内藤トレーニングコーチが約15分間にわたって訓示し、疲労物質の除去に効果のある「炭酸水」の導入を告げた。練習の合間に飲むことで水分補給の代わりにもなる“魔法の水”をキャンプ初日からロッカーなどに常備する方向だという。

 昨季まで、選手は普段の練習中や試合の合間にはスポーツドリンクやアミノ酸を含むビタミン飲料を飲むことが多かったが、新たな取り組みについて主将の坂本勇は「炭酸水にそういった良い効果があるっていうのは、初めて聞きました。期待できますね」と驚きの表情を浮かべ、前向きに捉えた。食欲増進の効果も期待され、疲労で食欲が落ちるキャンプ中盤以降にも効果を発揮しそうだ。

 15年は主力野手を中心に下半身の肉離れによる故障者が続出した。シーズン序盤の6月までに阿部、坂本勇、片岡、村田ら12人が肉離れで離脱。球団はオフに早速改革に乗り出し、トレーニングコーチを中心にポケットに入るメモ帳サイズの100ページの「太もも・ふくらはぎ肉離れ予防マニュアル」を独自作成した。昨季は春季キャンプに合わせてこのマニュアルを配布し、シーズンを通して1、2軍で下半身の肉離れで離脱した選手はほとんど見られず、大きな成果を上げた。今回の「炭酸水導入」はその改革を基に編み出された秘策と言える。

 内藤コーチからは加えて、「アルコールの分解方法」などについての話もあった。飲酒したまま睡眠に移ると肝臓がアルコールの分解に追われて疲労が取れない状況になることを踏まえて、水分補給の重要性が説かれた。さらには利尿作用のある飲料を必要以上に飲むと筋肉中の水分が失われて故障のリスクが高まることも周知が徹底された。

 今回の取り組みが実を結び、故障者が出なければ一、三塁には阿部、村田、マギー、3人のうち1人が代打に回るという炭酸より刺激的な超強力布陣も可能になる。1、2、3軍を統括する内藤コーチは31日にもG球場で2、3軍の選手にも同じ話をして全体で共有する予定。過酷なペナントレースに向けて、裏方と選手が一丸となって万全の態勢を整えていく。

 【炭酸水の効用】
 炭酸水は、水に炭酸ガス(二酸化炭素)を注入したもの。摂取すると血液中にも二酸化炭素が取り込まれる。二酸化炭素の濃度が高まった体は、それに対抗するために酸素濃度を高めようと血管を広げる。よって全身の血行が良くなり、血中の老廃物が排出され、新陳代謝が促進される。これが筋肉疲労の改善に効果があると一般的には言われている。また、炭酸水は体内の乳酸を減少させる効果があるともされている。
 健康のために水分を摂取することを強く呼び掛けている日体大総合研究所の武藤芳照所長は「炭酸水が乳酸を中和する効果があることは間違っていませんし、運動中の水分摂取は非常に重要なことです」と指摘。「ただ、炭酸水の摂取が故障防止や疲労回復などに直接つながるとまでは言えない。炭酸飲料には糖質が入っているものも多くありますが、それらの飲み過ぎは体には良くない」と話した。

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