【巨人】坂本、中日戦でみせた超速判断頭脳プレー!

2017年4月4日10時0分  スポーツ報知
  • 31日の中日戦4回表無死一塁でみせた、坂本の頭脳プレー

 巨人・坂本勇人内野手(28)が3月31日、中日との開幕戦(東京D)4回無死一塁の守備で相手のスキを突く頭脳プレーを披露した。昨年に引き続き「週刊G」では、勝敗を左右するプレーや選手の本音に迫る。今季第1回では、瞬時の判断で完成させた“ダイナミック”な併殺を検証する。

 クレバーさが光るワンプレーだった。4回無死一塁、ビシエドの打球が二塁後方に上がった。遊撃手・坂本勇の守備範囲。球場のファンが視線を送る。誰もがノーバウンドでグラブに収めるものと思ったが、勇人は捕らなかった。

 坂本勇「走っていないのが見えたので」

 一塁走者・ゲレーロが一塁ベース付近にいることと、ビシエドが打球を見上げたまま歩いている姿を瞬時に確認。わざと、目の前でワンバウンドさせた。すぐに捕球し「ファーストに投げろ!」と声をかけ、二塁ベースに入った中井にトスした。

 中井「打球は途中から見ないで、勇人さんを見ていた。(打球が落下してくる時点で)あれ? 勇人さんが捕りそうにない。僕の打球じゃないよなって。(落下間際に)捕らないつもりだなと分かった」

 坂本の目の動き、いつもと違う仕草から“意図”を感じとり、急いで二塁ベースをカバーした。「ビシエドが走らないかも、というのは僕の頭にはなかった。勇人さんの動きを見て感じました」。反転してすぐさま一塁に送球。「遊・二・一」の併殺を完成させた。時間にして約7・5秒のトリックプレー。東京DはG党の大歓声に包まれた。

 ビシエド「驚きました。あそこで落とすとは思わなかった。(坂本勇は)頭のいいプレーだった。これまでの野球人生で、ライナーだったら(故意落球は)ありましたけど、フライは初めて。こんなプレーを見たことがなかった」

 井端内野守備走塁コーチはビシエドの足が遅いことは把握していた。この場面、全力で走っていないのを見て、すぐにベンチから大声を出したという。「やれとは(指示を出した)。(併殺の)判断が実際にできてよかった。ああいう練習はやってない。打球によって(の判断)ですよね。捕ることに必死になってたらダメだったでしょう」と、坂本勇の視野の広さがもたらしたプレーだと評価した。

 当のキャプテンは「11年目なので余裕がないとダメだと思います」とさらりと言ってのけた。侍ジャパンの中心選手として、世界の強者と戦ってきたことも成長の要因だろう。また中井の洞察力もスーパープレーにつながった。

 ◆坂本勇の頭脳プレーの場面 内野に上がったフライをめぐっては「インフィールドフライ」のルールがある。これは無死または1死で、走者が一、二塁または満塁の時に適用される。そのため今回の無死一塁は適用外だ。また、一度グラブに当ててから落としたわけでもないため故意落球にも該当しない。

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