【巨人】菅野、侍4番・筒香斬りで2年連続開幕4連勝呼び込んだ

2017年4月5日5時0分  スポーツ報知
  • 8回1死二塁、勝ち越しの適時三塁打を放った立岡に向かって力を込めて拳を突き出す菅野(カメラ・中島 傑)

 ◆DeNA2―5巨人(4日・横浜スタジアム)

 巨人の投打の柱が、2年連続の開幕4連勝を呼び込んだ。今季初先発の菅野が7回6安打1失点、“侍対決”でも筒香を無安打に抑える力投で初勝利を挙げた。これで自身の開幕戦は負けなしの4連勝。打線は同点の8回、菅野の代打・脇谷の安打からチャンスをつかむと、立岡の勝ち越し三塁打、坂本勇のこの日2本目となる適時打とたたみかけ、さらに阿部が早くも10打点目となる3号2ランを放って勝負を決めた。

 逃げる選択肢は皆無だった。菅野はピンチで筒香を迎え、迷わず勝負した。ロペスの適時打で同点に追いつかれなお3回2死二、三塁。一塁は空いていたが、初球から3球連続内角の厳しいコースを突き、フォークで投ゴロに打ち取った。一塁が空いていたが「(歩かせる考えは)1ミリもなかった」とねじ伏せた。

 「(ただ)内角に投げたから攻めている、とかレベルの低い話でなく、姿勢で示していかないといけないと思った。見ている人がワクワクする対決ができたんじゃないかと思います」

 6回まで毎回、走者を背負いながら粘った。筒香との注目の侍対決は2打数無安打で圧勝。7回に初めて3者凡退に抑えると、代打を送られた8回に味方が勝ち越し。7回111球6安打1失点で初白星がついた。

 今オフは投球の幅を広げるチェンジアップに挑戦。ただ、原点だけは絶対に忘れないように注意した。

 「ストレートの最後の押し込む感覚が自分の生命線。(従来の抜く)チェンジアップは、なでるというか、手首を殺して投げる。僕の理論と真逆。押し込む感覚を忘れてしまったら怖い」

 だから、直球と同じ腕の振りで投げるオリックス・金子千尋の高度なチェンジアップに注目した。「金子さんは中指と薬指の2本で直球を投げる感覚で(チェンジアップを)投げる」。金子を紹介する特集動画を何度も見て投球術を徹底研究。直球の球威を保ったまま球種が増えた。

 試合前、DeNAの梶谷は「チェンジアップもあるみたいですね」と警戒していた。ある、と思わせた時点で大きかった。互いの駆け引きの中、この日の試合はほぼ封印。2番・梶谷を3打数無安打に封じたことも最少失点につながった。

 WBC期間中は「特に尊敬している選手の一人」という1歳年下の楽天・則本と意気投合。練習前のジョグから買い物まで、グラウンド内外で一緒に動くことが多かった。則本は苦戦したとはいえ、最速157キロの速球、気迫あふれる態度は大きな刺激になった。

 侍ジャパンのエースとして、日本時間22日の米国との準決勝で6回1失点と快投。疲労も考慮され、開幕戦でなく4戦目を任された。昨季終盤、チームが6連敗したDeNAとの初対戦で見事、期待に応え、由伸監督も「よく粘ったと思う。先発投手に勝ちがつくのは大事なこと」とたたえた。

 「今年は4年間の集大成という気持ち。筒香も次は相当な思いで立ち向かってくると思う。はね返すだけの準備をしたい」。日本一奪還へ、投手の頂点に立つと決意して臨むプロ5年目。エースが最高のスタートを切った。(片岡 優帆)

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