【巨人】篠原、1死満塁斬り!親友・斎藤学からの祝福にも浮かれず「謙虚に」

2017年4月22日6時0分  スポーツ報知
  • 7回1死満塁でマウンドに上がり無失点に抑えた篠原(カメラ・中島 傑)

 ◆巨人1―4阪神(21日・東京ドーム)

 巨人・篠原が、伝統の一戦で“東京Dデビュー”を果たした。3点ビハインドの7回1死満塁で登板。打者2人を抑え、19日の1軍デビューから2試合連続無失点。17日に支配下登録されたばかりの右腕が、見事な投げっぷりだ。

 再びピンチを救った。篠原が、森福に代わり東京Dのマウンドに上がった。3点ビハインドの7回1死満塁の危機。これ以上の追加点は許されない。「点を取られたくないその一心でした」。北條には147キロの直球を三遊間に痛烈に打ち返されるも、ダイビングキャッチしたマギーが本塁に素早く送球して2死。続く梅野をスライダーで遊ゴロに仕留めた。デビューから、2戦連続無失点となる好投。顔色を変えることなく、小林とタッチを交わした。

 19日のヤクルト戦(鹿児島)で、負傷した高木勇に代わり3回から緊急登板。3回無失点で、育成ドラフト出身では史上初の初登板初勝利を挙げた。試合後、500件を超えるLINEが届いた。親友のサッカー元日本代表MF斎藤学(横浜M)からも祝福の言葉が届いたが「目標にしてきたことだけど、それだけじゃダメ。いつまでもうれしい、うれしいと浮かれていたらいけない。謙虚にいきたい」と逆に気を引き締めていた。

 いつも胸に反骨心を抱く。14年ドラフトで同期入団の戸根、高木勇は1年目から1軍で活躍した。寮でテレビ観戦し、2人が好投する度に「悔しい。あれを超えなければ1軍には入れない」とさらに練習に身が入った。

 08年に独立リーグ・四国IL愛媛に入団。右肩関節唇断裂の故障を乗り越え、13年に同・香川に移籍した。7年間過ごした独立リーグには誰より思い入れがある。「自分が活躍することで、これからリーグに入る選手の星になれるように頑張らないと」。背負っているのは、自分の野球人生だけではない。

 伝統の一戦で、マウンド度胸も買って大胆に送り出した尾花投手コーチは「篠原は出るような展開じゃないと思っていたけど、よく抑えて試合をそのままにしてくれた」と称賛した。右のリリーフで実績のある沢村、西村、田原が故障や不振でファームで調整中。好投を続ければ、勝ち試合での起用も考えられる。「一瞬で消えないようにしたい。結果を出し続けることが一番難しいけど、頑張ります」。新・育成の星の言葉には、消えることのないハングリー精神がにじんだ。(玉寄 穂波)

 ◆篠原の初勝利 19日のヤクルト戦(鹿児島)、先発・高木勇が2回の打席でバントを試みた際に右手を負傷し降板。篠原が1―0の3回から緊急登板した。いきなり1死一、三塁のピンチを招くも谷内を直球で三ゴロ併殺。4、5回は山田、ブキャナンが単打で二塁を狙って走塁死。3回47球4安打無失点と好投した。救援陣も1点を守り、育成ドラフト入団では史上初の初登板初勝利がついた。

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