【高橋尚成氏・巨人逆襲のカギ】求ム「新・方程式」

2017年6月20日9時0分  スポーツ報知
  • 復活が期待される沢村
  • 実績と経験がある西村

 巨人は交流戦を6勝12敗の10位で終えた。期間中は球団ワーストを更新する13連敗を記録するなど苦汁をなめた。リーグ戦再開後、上位進出に向けて何が必要なのか―。スポーツ報知評論家の高橋尚成氏は、中継ぎ投手の底上げを提唱した。

 巨人投手陣の課題は第一に、若手が出てきていないことにある。先発には田口がいるが、特にリリーフだ。この投手が出てくれば面白い、とファンもわくわくするような投手。荒々しさがあり、パワーがみなぎり、勢いのある投手。パ・リーグの各球団にいるような、イキのいい若手が伸びてきていない。

 巨人で言えば、1軍に定着したころの山口鉄を例にとると分かりやすい。短いイニングをきっちり抑え、チームに勢いをもたらしてくれるのが山口鉄という存在だった。その証拠に、自身初の60試合登板超えになった08年には11勝を挙げるなど、白星が多かった。いかにゲームの流れを引き寄せたか、という証拠である。そういう若い芽が、まずはチームに育ってきて欲しい。

 今後も、守り勝っていくことが戦略の中心になる。チャンスをつかむ若手が出てくるのも楽しみだが、現実的にキーマンとなるのは沢村だろう。8回マシソン、9回カミネロの2人は機能しており、動かしたくはない。問題は7回だ。首脳陣も試行錯誤してきたが、「7回の男」が出てこなければ上には行けない。沢村が戻ってくれば、7回を任せられるし、終盤から逆算してゲームを運ぶことができる。6回までに1点リードしていれば十分勝機が出てくる―という考え方ができるのは大きい。昨年のセーブ王という責任もあるだろうし、沢村の復活には期待したい。

 交流戦にかけて13連敗があったが、序盤に好調のチームと当たる巡り合わせの悪さもあった。仮に状態の上がってこないロッテなどとの対戦からスタートしていたら、まったく違う結果になったことも考えられる。

 1つ勝って流れが変わり、ソフトバンク相手にもいい戦いができた。先発陣はコマがそろってきた。終盤3イニングさえ整備できれば、まずはAクラス復帰、さらにその上…という可能性は十分にあると見ている。(スポーツ報知評論家)

 ◆G沢村の現在 右肩違和感で3軍調整中。遠投は行うがまだブルペン投球の段階ではなく、実戦復帰の見通しは立っていない。

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