【巨人】菅野、7回1失点 防御率1・91に向上も援護なし連勝5で止まる

2017年8月13日6時0分  スポーツ報知
  • 2回無死、西川(中)に先制ソロを浴び、真っ赤に染まるスタジアムのマウンドで立ち尽くす菅野(カメラ・保井 秀則)

 ◆広島1―0巨人(12日・マツダスタジアム)

 スタンドが真っ赤に染まった敵地で、息詰まる投手戦を演じた。菅野は7回117球、4安打1失点と試合をつくった。打線が薮田に完封され0―1で敗戦。自身の連勝が5で止まっての5敗目とはいえ、収穫のある投球だった。試合後は「負けはしましたが、引き締まったいい試合ができたと思います。プラスに考えています」と前を向いた。

 2回、先頭の西川に右翼席へ先制ソロを浴びた。内角高め144キロ。「うまく打ちましたね」と振り返ったように、厳しいコースだった。「完封から逆算して、1点取られたら最少失点に抑える」と切り替え、速球とスライダー系を軸に丁寧な投球。前回5日の中日戦(東京D)で手応えを得たフォークも有効利用した。本塁打以外は三塁を踏ませず、由伸監督は「ナイスピッチング」とたたえた。

 走者を背負った場面では高い技術が光った。5回2死一塁、一塁走者はリーグトップ24盗塁の田中。相手からすれば走って好機をつくりたい場面だ。通常、足を上げてから捕手の捕球まで1・20秒を切れば合格とされる中、菅野は打者・菊池に1・02秒を計測。「誠司(小林)の肩で走られたら投手の責任です」という絶大な信頼感のもと、超速クイックでスタートを切らせず中飛に抑えた。2人のバッテリーは4月下旬から17試合連続で盗塁を許していない。これも勝てる要因の一つだ。

 マツダでは今季3度目の登板だった。4月25日に完封し、7月5日は6回無失点で勝利。対策してくる相手に対し、それを上回る投球術を見せた。村田善バッテリーコーチは「菅野は配球の引き出しが多い。試合中に打者の反応を見ながら切り替えることもできる」と絶賛。丸を3打数無安打に抑え、今季の対戦成績は11打数無安打5三振。さらに嫌な印象を植えつけた。

 リーグトップの13勝目はつかなかったが、これで自身6試合連続1失点以下。セ1位の防御率は1・91へ向上した。7月に4戦4勝、防御率0・31で月間MVPを受賞した好調さは持続。強力打線相手に、次につながる好投だった。(片岡 優帆)

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