【巨人】「大逆転2位」に目標設定…坂本勇「強いと思わせたい」

2017年9月12日6時0分  スポーツ報知
  • 2位阪神との直接対決に臨む坂本勇は室内練習場で調整した(カメラ・中島 傑)
  • 高橋監督(手前)が見つめる中、打撃練習をする坂本勇

 CS圏へゲーム差なしで肉薄している巨人が、シーズンの目標を「大逆転2位」に設定した。チームは11日、12日からの阪神3連戦(甲子園)に向け、甲子園室内練習場で全体練習。2位の阪神とは残り17戦で6・5差だが、6試合の直接対決を残している。高橋由伸監督(42)は「厳しい中でも(可能性は)ゼロじゃない」と2位に照準を定め、主将の坂本勇人内野手(28)は「『巨人は強いな』と思わせたい」とラストスパートへ闘志を込めた。

 残暑を感じ、汗を滴らせ、坂本勇は負けられない戦いに備えた。8月中旬以降の不振から一転、10日のヤクルト戦(東京D)では8月1日以来の3安打。打撃練習で入念に感触を確かめ、甲子園の室内練習場を後にした。12日からは2位・阪神との3連戦。ふいに吹いた秋風を受けながら、残り17試合、そして“その先”への思いを口にした。

 坂本勇「残り17試合、『ああ、巨人は強いな』と思わせたい。そう思わせるだけでCSで違ってくる。勢いのある、いい勝ち方ができればいいと思います」

 今週は阪神と3連戦、16日からDeNAと2連戦(東京D)。由伸監督が「勝負の週」と位置付けた5試合に臨む。3位には0差と迫り、11年連続CS進出を射程圏に入れているが、目標はさらに上の「2位」に置いた。6・5差は困難な数字に違いないが、巨人は阪神との直接対決を6つ残している。

 由伸監督「当面の相手はDeNAだけど、阪神(の逆転)だってノーチャンスではない。(3連戦を)取れば、チャンスは出てくる。厳しい中でも(可能性は)ゼロじゃない。(自力で)詰められるだけ詰めていけば、最後どうなるか分からない」

 冷静な指揮官が、チームを鼓舞するように言った。菅野、田口、マイコラスという頑強な3本柱を擁する強みに加え、主軸の豊富な経験値がシーズン最終盤で生きると期待している。

 由伸監督「“この時期にこういう戦いになる”ということを知っている選手がいる。そうやって育ってきた選手が多い。勝負所は阿部や坂本が経験してきているし、自然と身に付いている」

 疲労を乗り越え、いかに本来のプレーをするか。落とせない試合で、いかにプレッシャーを力に変えるか。大黒柱の阿部はもちろん、レギュラー定着後、5度の優勝経験を持つ背番号6にラストスパートの先導役を託す。復調気配で敵地に乗り込んだ坂本勇は、指揮官の言葉に呼応するように決意を示した。

 坂本勇「若い時から常に優勝争いをしてきたし、負けられない戦いを何度も経験している。平常心の中でも熱いものを持ちながらやっていければ」

 首位打者を獲得した昨年、9月は66打数23安打、打率3割4分8厘、4本塁打11打点と高い数字を残した。さらに今季の阪神戦はセのカード別最高となる打率3割2分3厘、甲子園では同4割4分8厘とめっぽう強い。残り17戦。主将の熱が最後の追い込みを呼ぶ。(宮脇 央介)

 ◆近年の巨人が見せたシーズン終盤の強さ

 ▽08年 7月8日に首位・阪神に最大13ゲーム差をつけられながら、9月に球団32年ぶりの12連勝で猛追。141試合目となる10月8日の阪神戦(東京D)に勝って単独首位に立ち、143試合目で優勝。「メークレジェンド」が完結。

 ▽13年 9月6日から9ゲーム差の2位阪神と3連戦(甲子園)。1勝1敗で迎えた同8日の3戦目、1点を追う6回に5番坂本の犠飛、高橋由の代打3ラン、続く寺内の2者連続本塁打など打者12人9得点の猛攻で逆転。先発菅野が7回1失点で12勝目を挙げカード勝ち越し。優勝マジックを12に減らした。

 ▽14年 9月9日から9連戦。最初のカード、阪神戦で甲子園では球団15年ぶりの3連戦3連勝。3戦目は先発・沢村が好投しリーグ最速70勝。3位阪神とのゲーム差を7・5に広げ、2位広島と4差として優勝マジック16が再点灯。勝負の9連戦を7勝2敗で、3連覇に突き進んだ。

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