【巨人】107日ぶりAクラス!一挙6点の起点になった小林が泣きそうになった由伸監督の言葉

2017年9月14日5時30分  スポーツ報知
  • 2回1死一、二塁、小林の先制打で生還した村田(左)を迎える高橋監督(カメラ・義村 治子)

 ◆阪神2―7巨人(13日・甲子園)

 巨人が序盤の集中打で一気に試合を決め、阪神に快勝。DeNAが敗れたため、5月29日以来の3位に浮上した。2回、小林の左前適時打やマギーの16号左越え3ランなど打者11人で一挙6得点。投げては約3か月ぶりに先発した吉川光が6回無失点の好投で、移籍後初勝利を挙げた。チームは9カード連続で負け越しなしとなった。この日、老川オーナーが高橋監督の来季続投方針を明言。このまま一気に上昇気流に乗る。

 勝利後のハイタッチに力がこもる。怒とうの巻き返しで、ついに3位に浮上した。高橋監督は「とりあえず、何とか追いつけ追い越せとやってきた。ただ、結果が決まったわけじゃないので、さらに先へ進んでいけるように頑張りたい」と力強く宣言。虎の尻尾もはっきり視界にとらえ、ラストスパートへ号令をかけた。

 107日ぶりのAクラスは、小林が起点になった。0―0の2回1死一、二塁。岩田の内角直球を引っ張り、二塁から村田が生還した。「次の打者につなぐ気持ちで打席に入りました。先制点になってよかった」。ナインが身を乗り出してガッツポーズする横で指揮官も拍手。これが先制V打となり、小林が打点をマークした試合は6連勝となった。

 昨季は2位でフィニッシュ。正捕手として戦い抜いた小林だったが、「打てなくて、リードもダメで…。最下位のような気分」とうなだれた。オフはグアムで阿部と特訓し、打撃や配球を一から見直した。3月のWBCでは、侍ジャパンのラッキーボーイとして大活躍。一本立ちしたかに見えたが、甘くなかった。「勝てないのがつらい。どこか痛いことにして、試合を休んじゃえば楽になるかな…」。チームスタッフに、そう漏らすこともあった。

 そこまで追いつめられても踏ん張ることができたのは、由伸監督の期待があったからだ。「何もできなくて、本当にボロボロの時でも、監督は『キャッチャーは誠司でいく』と言ってくれていた。それを聞いて泣きそうになりました」。今年も優勝は逃したが、意地を見せずに終わるわけにはいかなかった。

 トドメはマギーだ。初回無死一塁では、フェアの打球をファウルと勘違いするミスもあったが、2回1死一、二塁では左越えに16号3ラン。「『気持ちを切り替えること』と自分に言い聞かせて打席に向かった。冷静になれたことで、初球から思い切って振ることができた」。今季最多タイの1イニング6得点で早々と試合を決め、高橋監督は「相手のミスがありながらも、いい攻撃ができた。走者がいるところで長打が出るとビッグイニングになるし、より効果的」と満足そうだった。

 この1か月を連敗なしで戦い、5月6日以来の貯金4。DeNAをかわしてCS圏内へ割って入り、2位の阪神とも5・5差だ。14日はエース・菅野を送り込む。「(阪神・秋山と)お互い調子のいい投手なので、そう簡単には打てないと思うけど、菅野がきっちり投げて、少ないチャンスを生かせればいいね」。指揮官の口調は、落ち着きながらも気迫に満ちていた。(尾形 圭亮)

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