【巨人】岡本、「誠也式育成法」で三塁コンバート…内田2軍監督が提唱

2017年10月8日6時0分  スポーツ報知
  • 6回2死、岡本が豪快なスイングで、左中間へソロ本塁打を放った(カメラ・岩下 翔太)
  • 6回、ナインに迎えられて笑顔の岡本

 ◆ファーム日本選手権 巨人2―5広島(7日・サンマリン宮崎)

 巨人・岡本和真内野手(21)が7日、フェニックス・リーグ(9~30日・宮崎県内)で三塁に復帰することが分かった。今季は主に左翼を守っていたが、かつて広島2軍を指揮していた内田順三2軍監督(70)の「鈴木誠也式育成法」でこの秋は三塁特訓をこなす。この日行われたファーム日本選手権(サンマリン宮崎)で6回に左中間へ豪快なソロ本塁打を放った若き大砲は、巨人のサードを再び目指す。

 強烈な破壊音が秋晴れの宮崎に響いた。岡本は体を反り返らせてフルスイングした。1点リードの6回2死。3ボールから高橋昂の高め144キロを両翼100メートル、中堅122メートルの球場の左中間最深部の中段に叩き込んだ。「甘い球を思いっきり振ろうと思っていました」。ファーム日本一を競う一発勝負の場で、2年連続で持ち前の長打力を発揮。逆転負けに笑顔はなかったが、今季の悔しさと来季への思いをぶつけた特大アーチだった。

 今季はオフから左翼守備を特訓。「7番・左翼」で開幕スタメンを勝ち取ったが、結果を残せず、程なくして2軍落ちした。2度の降格を経験するなど出場15試合、打率1割9分4厘、0本塁打、2打点。岡本を始めレギュラーを勝ち取る若手が現れず、チームは4位に沈んだ。「開幕スタメンで使ってもらったのに、結果を残せず(1、2軍を)行ったり来たり。来年はずっと1軍にいないといけない」と早くも4年目への決意を口にした。

 岡本の潜在能力を引き出すため、内田2軍監督は“鈴木誠也式”の才能開花術を打ち出した。「岡本はサードを徹底的にやらせる」と、若手主体のフェニックス・リーグで三塁起用する方針を明言した。12~14年の広島2軍監督時代、今季、広島で26発90打点を挙げた鈴木を指導。「投手、外野手でプロに入って来たけど、1年目は遊撃もやらせた。(サインプレーや連係など)内野で野球観が磨かれる。打撃にも生きるのではないかと思う」と優勝チームの4番を引き合いに出し、真の大砲に仕上げるプランを描いた。

 三塁を担う若手は、巨人にとって不可欠な存在だ。1年目に1軍12試合で三塁を守った岡本は今季、主に左翼だったが、外野には陽岱鋼や長野らレギュラーに加え、左翼候補としてバレンティン(ヤクルト)、ゲレーロ(中日)ら外国人選手の調査を進めている。三塁には村田、マギーら主力が顔をそろえるが、それぞれ36歳、34歳とベテランの域。そして、チームは今季20発を打った打者がおらず、近い将来のためにも「三塁・岡本」の成長はチーム力につながる。

 今季は重心を低く構えるフォームを試すなど試行錯誤を重ねてきた。「とにかくガムシャラに、必死に食らいついていく気持ちだけです」と岡本。伝統のホットコーナーにふさわしい存在になるべく、実りの秋にする。(原島 海)

 ◆これまでの岡本 1年目は17試合に出場しプロ1号も放った。2年目は3試合出場にとどまった。3年目の今季、オープン戦で打率2割4分1厘をマーク。自身初の開幕1軍、スタメン入りを果たしたが、打撃不振に陥り4月21日に登録抹消。ファームで徹底的にバットを振り込み、内田2軍監督が指揮を執り始めた7月17日のイースタン・ロッテ戦から4番を任された。今季2軍では96試合、94安打、55打点、打率2割7分、10本塁打。

 ◆かつては遊撃でもプレーした広島・鈴木 登録は外野手だが、ウエスタン・リーグでは遊撃での出場が1年目の13年に36試合、2年目に31試合ある。その後、3年目は1軍で97試合に出場するなど成長した。

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