【巨人】中川よ、田口&畠に続け! 由伸監督が異例の個人名挙げローテ期待

2017年11月13日6時0分  スポーツ報知
  • 歯を食いしばり、ブルペンで投げ込む中川。来季の飛躍に期待がかかる(カメラ・橋口 真)

 巨人の高橋由伸監督(42)が12日、来季の先発ローテ候補として、中川皓太投手(23)に期待を寄せた。ブルペン投球で熱視線を送り続け、「中川は期待しているうちの一人」と珍しく個人名を挙げて飛躍を望んだ。投手では16年の田口、今季の畠と2年連続で若手がブレイク中で、来季の本命候補に150キロ超の左腕が浮上した。

 角度を変え、チェックポイントを変えながら、由伸監督は一人だけを凝視した。中川だけが投げ続けていたブルペンから、離れようとしなかった。約30分、しなる左腕に熱視線を送り、「真っすぐもいいボールが来ているし、力はあるよね」と高い潜在能力を至近距離から再確認した。

 指揮官と斎藤、豊田両投手コーチが見守る中で107球。カーブ、スライダー、ツーシームに習得中のチェンジアップを投げ込んだ。2年目の今季は主に中継ぎで18試合に登板し、防御率4・32。10月3日の最終戦(対ヤクルト・神宮)ではプロ初先発も経験した。右肩上がりの球速は今季150キロまで上昇。急成長中の快速左腕に対し、由伸監督は珍しく個人名を挙げて来季のローテ入りを期待した。

 「そういう(来季の先発入りの)期待もあって最終戦に先発させた。全員に期待はしているけど、その中でも全員同じように期待しているといったらそうではない。中川は期待しているうちの一人だね」

 野手陣は世代交代が叫ばれて久しいが、近年の投手陣には毎年スター候補生が誕生している。16年には3年目の田口が2ケタ勝利を挙げ、今季は13勝。今季はシーズン途中からルーキーの畠が彗星(すいせい)のごとく現れ、後半戦だけで6勝をマークした。斎藤投手コーチが「いきなり田口を超えろとは言わないけど、高い目標を持ってやってほしい」と話すように、潜在能力豊かな中川には、田口、畠に続く飛躍が期待される。

 10月のフェニックス・リーグで負傷し、キャンプメンバーから外れたが、10日から途中合流。秋季キャンプでは異例の措置に、由伸監督の期待値が見え隠れする。13日には日本ハムとの練習試合(ひむか)に登板予定の左腕は「左の先発は今年、田口くらいしかいなかった。チャンスをモノにできるようにしたい」と力を込めた。田口、畠と2年連続で続いたヤングG投のブレイク。その波に来季、中川が乗れば、若さあふれるローテーションが見えてくる。(宮脇 央介)

 ★2年連続ブレイク中の若手投手

 ▼16年・田口 高卒3年目のシーズンで開幕ローテーション入り。コントロールとキレのあるスライダーを武器に26試合に登板し10勝10敗、防御率2.72。チーム唯一の2ケタ勝利をあげ、162回で規定投球回に到達した。

 ▼17年・畠 昨秋の右肘手術により入団後はリハビリ調整も、7月に1軍初登板すると、最速155キロのスピンの強い直球を持ち味に先発ローテーション入り。13試合で6勝4敗、防御率2.99と後半戦は菅野、マイコラス、田口に並ぶ先発4本柱として活躍した。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
ニュース 順位表スコア速報
矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ