【巨人】小林、キャンプ初マスクで貫禄の鬼肩 0封リード

2017年11月14日6時0分  スポーツ報知
  • 5回無死一塁、打者・大累(右)の時、一塁走者・太田の盗塁を刺した小林(カメラ・相川 和寛)

 ◆練習試合 日本ハム0―3巨人(13日・ひむか)

 巨人の小林誠司捕手(28)が13日、攻守で正捕手の貫禄を見せつけた。日本ハムとの練習試合(ひむか)に「7番・捕手」でスタメン。今キャンプ最後の実戦で初マスクとなったが、5回まで3投手を無失点リードし、自慢の強肩で盗塁も阻止した。打撃でも、左翼ポール際の場外へ特大ファウルをかっ飛ばすなど、特訓の成果を発揮した。また、途中出場の田中貴也捕手(25)も左前打を放ち、今キャンプ実戦3試合で打率7割超えをマークと食らいついている。

 小林がゆっくりと走り出したことが、手応えの完璧さを物語っていた。まさにピンポン球が飛ぶように、白球は一瞬で視界から遠ざかっていった。1点リードの2回1死二塁。右腕・玉井の変化球を思い切り引っ張った。「クルッと体が回って、うまく打てたと思いましたが…」。左翼ポールのはるか上を通過した打球は、高さ10メートルほどの防球ネットを越えて場外へ消えるも、判定はファウル。スタンドからはため息が漏れた。

 飛びすぎたことがアダとなったが、これも特訓の成果だろう。今季打率2割6厘だった打力の底上げを目指し、この秋季キャンプには重さ1・2キロのマスコットバットを持ち込み、連日振り込んできた。ウェートトレーニングなどとは別に、バットを振る力を鍛えるためだ。幻のアーチを「『チャレンジ』があればホームランになったかもしれませんね」と笑いながら振り返ったが、打ち直しできっちり右前へ進塁打を放ち、追加点をアシストした。

 今年はゴールデン・グラブ賞を初受賞。この日の守備も、さすが正捕手の安定感だった。「それぞれの投手のテーマに沿って、来季につながるように、と思ってやりました」。キャンプでは打撃練習に比重を置いているため、実戦3試合目で初マスクとなったが、今村、中川、谷岡の3投手を好リード。5回無死一塁では自慢の強肩で太田の盗塁を阻止するなど、5回までの無失点リレーを演出した。相川が現役引退し、実松は退団となったが、捕手最年長として貫禄を見せつけた。

 高橋監督のちょっぴりドライな評価も、信頼の表れかもしれない。「盗塁阻止? まあ、普通だよ。ホームラン? 微妙なところだけど。審判がファウルと言ったらファウル。(場外へ飛んだが)この球場は(両翼92メートルと)狭いからな」。2日の練習では、指揮官自ら小林の特打で打撃投手を務めていた。本人も、期待と責任を感じている。「練習するしかないので、やってきたことを続けていくだけです」。田中貴ら後輩たちからの突き上げも、望むところだ。(尾形 圭亮)

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