【巨人】大卒2年目吉川尚、高卒6年目で最多安打に輝いた「24歳の坂本勇」超えろ!

スポーツ報知
沖縄の自主トレで、バットを振り込む吉川尚(右)に熱視線を送る坂本勇

 巨人の坂本勇人内野手(29)、吉川尚輝内野手(22)らが21日、沖縄自主トレを打ち上げて帰京した。吉川尚は今季が大卒2年目。坂本勇は高卒6年目だった2012年、最多安打に輝くなど、チームをけん引。高卒から数えると同じ6年目となる吉川尚へ、次世代の主力になることを求めた。約2週間の自主トレを終えた坂本勇は「運動量はいつもより多かったし、ウェートトレーニングもしっかりできた」と満足げにうなずき、坂本組初参加の吉川尚も「勇人さんに教えてもらったことをキャンプでもやっていきたい」と応えた。

 二塁の定位置候補の16年ドラ1・吉川尚は大卒2年目。坂本勇が高卒6年目の12年は144試合に出場し、打率3割1分1厘、14本塁打、69打点。173安打で最多安打に輝き、チームを日本一に導いた。高卒と大卒でプロ年数の違いはあるが、一つの指標になる。坂本勇は「何年目とかってあまり関係ない。出てくる選手は1年目でも2年目でも出てくる」と目を光らせた。

 吉川尚は昨季、上半身のコンディション不良で出遅れ、出場5試合に終わったが、潜在能力は十分。坂本勇は「ノックを一緒に受けていても能力は高い」と評価し、阿部も「ポテンシャルが高い。アイツに一番期待している」と認める。由伸監督が「持っているものは楽しみ。何とかそれを出してほしいし、こっちも生かしたい」と期待する。

 吉川尚は「1軍で実績も何もないので、まずはチームに貢献することから…」と謙虚だったが、坂本勇からは「あとは自分で技術を磨くだけ」とエールを送られた。レギュラー獲得へ、まずは宮崎キャンプで汗にまみれる。(尾形 圭亮)

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