【巨人】畠、急性腰痛で開幕絶望的…実戦復帰メド立たず

スポーツ報知
3軍で調整を続ける畠

 腰痛のため3軍調整中の巨人・畠世周投手(23)の開幕1軍が5日、絶望的になった。G球場でキャッチボールなどできる練習を継続しているが、実戦復帰のメドは立っていない。チームは、飛躍が期待される2年目右腕を欠いてスタートすることが濃厚になった。

 畠は2月のキャンプ1軍スタート。初日から連日ブルペンで投げ込んだ。左打席に立つ松井秀喜臨時コーチの内角を強気に攻めて合格点をもらうなど、順調に調整を進めたが、同12日の紅白戦では先発して2回4安打3失点。翌13日に3軍に合流することが発表された。球団は「急性腰痛」との見解を明かしていた。

 キャッチボールは行っているが、ブルペンでの本格投球や実戦復帰にはもう少し時間がかかる見込み。1年目の昨年後半戦から13登板で6勝4敗、防御率2・99と好成績を挙げ、今年は菅野、田口に次ぐ先発として期待が大きかったが、開幕戦まで1か月を切っていることを考えれば、開幕ローテ入りは厳しい状況だ。

 とはいえ、日本一奪回のために必要な戦力であることは間違いない。この日もG球場でバント練習を入念に行ったように、一日も早い復帰のため、慎重にできることを積み重ねていく。

 3軍では下半身のコンディション不良の西村、上半身のコンディション不良の山口鉄もリハビリを行っているが、畠と同様に開幕には間に合わないもようだ。

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