【巨人】大竹、逆転開幕ローテを猛アピール 開幕2カード目中日戦登板へ光った5回1失点

スポーツ報知
初回先頭打者を迎える前に、マウンド横で股割りする大竹(カメラ・泉 貫太)

◆試合形式合同練習 巨人5-3ヤクルト(21日・東京ドーム)

 巨人の大竹が、逆転開幕ローテ入りを猛アピールした。東京Dで行われたヤクルトとの合同練習に先発した。今年初の1軍登板で「2軍でやってきたことが出せた」と、5回66球2安打1失点の好投。これにより、開幕2カード目、中日戦(ナゴヤD)の先発候補に急浮上。吉川光、中川、内海との5、6番手争いは開幕直前まで続く。

 冷静に低めを攻めた。大竹は初回に青木の左前適時打で先制を許すも、2回以降は制球も安定し、得意のシュートやカーブを効果的に使って無安打。4回は青木から内角低めいっぱいの138キロで見逃しの3球三振を奪うなど躍動した。2月のキャンプで1クール4日間のうち3日はブルペン入り。「投げ込むことができた」と手応えを強調していた通り、ファームの実戦3試合、計10イニング無失点の好調ぶりを披露した。

 現状、1軍先発陣は30日からの阪神との開幕3連戦(東京D)が菅野、田口、野上、4月3日からの2カード目初戦の中日戦(ナゴヤD)に山口俊が有力。5、6番手は中川、吉川光に加え大竹と、この日2番手で4回2失点だった内海で競争中だ。中でも、大竹は中日戦でカード別通算最多の23勝で、14年の巨人移籍後は9勝3敗の「竜キラー」。1軍テストで結果を残した意味は大きい。

 斎藤投手総合コーチは大竹、内海について「5、6番手が決まっていない。十分チャンスはある」と話した。次回、2軍戦を予定していた吉川光は、雨の影響もあり23日からの1軍楽天3連戦(東京D)を予定。中川は27日からのイースタン・ヤクルト3連戦(G球場)の見込みで、両投手の内容を見て5、6番手を慎重に見極めることになりそうだ。(片岡 優帆)

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