【巨人】吉川尚、追い込まれてから2安打「集中力持ってプレーできた」

スポーツ報知
6回1死一塁、左前打を放つ吉川尚

◆試合形式合同練習 巨人5-3ヤクルト(21日・東京ドーム)

 対応能力の高さを見せた。初回1死。吉川尚が2ストライクと追い込まれてから、左腕・ハフの内角直球をコンパクトなスイングで中前にはじき返した。「追い込まれてからの打撃が重要なのでよかったです」。前日20日の日本ハム戦(東京D)では、初回に初球打ちで“プロ初本塁打”を放っていたが、この日は巧打を見せた。

 さらに6回にも1ボール2ストライクと追い込まれてから左前安打を放ち、打線が打ちあぐねていた左腕から唯一のマルチ安打を記録。守備でも初回、一、二塁間を抜けそうな打球に追いつきアウトを奪うなど、攻守で持ち味を発揮した。無観客だったが「残り試合も少ないので変わらず集中力を持ってプレーできた」。アピールを続ける期待の男が、開幕戦の「2番・二塁」の座を手中に収めようとしている。

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