【巨人】山口俊「連敗を止められる投球を」筒香封じて今季チーム完投1号に

スポーツ報知
古巣のDeNA戦に向けジャイアンツ球場で調整する山口俊(カメラ・矢口 亨)

 10日のDeNA戦(東京D)に先発する巨人・山口俊投手(31)が9日、筒香ら主軸の長打力を封印し、長いイニングを投げる決意を示した。古巣とは昨年7月2日に東京Dで対戦し、ロペスと筒香に本塁打を浴びて4回6失点で敗戦。「勢いがつくとどんどん乗ってくる。3~5番をいかに(最低でも)単打で抑えるか」と警戒を強めた。

 チームは現在3連敗中。先発投手が5試合連続で初回に失点している。「四球からの失点を避けることだったり、できることをしっかりやっていきたい。一人一人の打者を全力で抑えにいきます」。5回まで無失点に抑え、6回3失点で白星を挙げた前回登板、3日の中日戦(ナゴヤD)のように、守備から攻撃へのリズムを作るつもりだ。

 10日からは本拠地でDeNA、広島と6連戦。大事な初戦を託される。「週の頭で投げるので、長いイニングを投げたい。中継ぎはブルペンで、見えないところで何回も肩を作る。負担を減らせるように、ピリッとした投球をしたい」。チームでは開幕戦の3月30日・阪神戦(東京D)での菅野の7イニングが最長で、9試合を消化して、9回を投げきった投手はまだ出ていない。理想は完投。自身のリリーフ時代の経験も踏まえ、責任を持ってマウンドに上がる。

 この日は、G球場で先発投手練習に参加。「感覚が良かったので」と登板直前では異例の2日連続ブルペン入りで調整した。DeNAの筒香は8日の広島戦(マツダ)で2打席連発と好調。「そういうのは気にしないです。自分のボールを投げる。連敗を止められる投球をしたいです」。チームの流れを変えるため、強い気持ちで攻めていく。(片岡 優帆)

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