【巨人】吉川光、最速150キロも初回3失点「もったいなかった」

スポーツ報知
1回、桑原(左)に右前適時打を浴びる吉川光

◆DeNA5―0巨人(19日・横浜)

 吉川光は強気を貫けず、致命傷を負った。初回2死走者なし2ストライクから、まさかの3失点。今季2敗目を喫し、「もったいなかった。もっと思い切っていってもよかった」と反省を口にした。

 初回、簡単に2死を奪った後、筒香を2球で追い込みながら四球で歩かせた。最速150キロを計時するなど、斎藤投手総合コーチが「むちゃくちゃいい」と評するコンディションだったが、2死一塁から変化球主体で4連打を浴びた。状態面のよさを結果に結びつけられず、同コーチは「(敗因は)筒香で勝負できなかったところ。自分を信じて投げないと」と指摘。村田ヘッドコーチも「慎重さも分かるけど、大胆さも欲しかった」と振り返った。

 4回2/3、3失点で2敗目。2回以降は無失点で切り抜けただけに、初回2死2ストライクからの3失点がいっそう悔やまれた。「(チームとして)2死からの失点が多い。そこは考えないと」と由伸監督。昨季から強調してきた「あと1死」「あと1球」といった局面での勝負強さを、投手陣全体に求めた。(宮脇 央介)

巨人

×