【巨人】鍬原、自己最速154キロ!3回3失点に反省初黒星
スポーツ報知
◆イースタン・リーグ ヤクルト9―6巨人(26日・戸田)
巨人・鍬原拓也投手(22)が26日、自己最速をたたき出した。イースタン・ヤクルト戦(戸田)に5回から3番手で登板し、これまでより2キロ速い154キロの直球で奥村を見逃し三振に取った。ただ、結果は3回89球、4安打4四球3失点で公式戦初黒星。1軍昇格へ課題が残るマウンドとなった。
同点の5回。初球で150キロをマークするとスタンドがどよめいた。1ボール2ストライクからの6球目、154キロは外角低めに決まった。大学時代の自己最速152キロを2キロ更新。「スピードは気にしていません。154キロ出ても3失点してたらいけない」
2死から四球を与え、セットポジションになると球速が落ち、変化球の制球も乱れ2死満塁から2点打を浴びた。6、7回も2死から四球を許し「2アウトから四球で崩れた。弱気になってしまった」と反省した。
前回登板した19日のロッテ戦(G球場)は4回1/3を4失点(自責2)。課題は徐々に克服しつつあるが、三沢2軍投手コーチは「速い球を投げたのにその後からセットで乱れた。タイミングなど修正していかないと」と話し、川相2軍監督は「カウントを整えることができなかった。今後どういうふうに生かしていくのかが大事」と次戦に期待を寄せた。(玉寄 穂波)