【巨人】ファウルが暴投に… 由伸監督「あれを判定されちゃうとどうしようもないよ」

2018年6月14日6時0分  スポーツ報知
  • 7回無死一塁、打者・塚田の時に今村の投球を宇佐見が後逸、ボールを拾う間に一塁走者が三進
  • 暴投の判定に抗議する高橋監督(左は飯塚球審)

 ◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク4―2巨人(13日・福岡ヤフオクドーム)

 巨人はソフトバンクに逆転負け。連勝が3で止まった。1点を追う4回、岡本の11号ソロで追いつき、陽岱鋼の適時打で勝ち越したが、5回、元巨人の市川に逆転2ランを被弾した。試合後、由伸監督は7回の守備を指摘。無死一塁で先発・今村の投球を塚田がファウルしたと思われたが、空振り三振の判定。捕手・宇佐見が後ろにそらす間に三塁まで進み、決定的な4失点目につながった。ストライク、ボールなどはリプレー検証の対象外のため抗議も実らず。後味の悪い敗戦で、再び最下位危機となった。

 たまった不満を一気に吐き出した。試合後、由伸監督は、7回の不可解な判定について言及した。

 「あれを判定されちゃうとどうしようもないよ。審判がそうだと(インプレー)言ってしまうとそれまでなんだけどね。あれを宇佐見に止めろ、というのはかわいそうな話だし…。とてつもなく場面が違ってくるし、あの1点が重くなってしまったのでね」

 問題のケースはその7回無死一塁。カウント1ボール2ストライクから今村のフォークはベース手前でワンバウンドした。振りにいった打者・塚田のバットに当たったかに見えたが、ファウルのジェスチャーがなかった。当然、方向が変わった球を、宇佐見は止められずに後逸(記録は暴投)。バックネットまで転々とする間に、一塁走者の福田は三進した。

 もちろん、指揮官はベンチを飛び出した。まずは宇佐見を呼び寄せて事実確認し、飯塚球審のもとへ。試合後、球審はこう説明した。

 「(高橋監督から)リクエストはできないんですよね?と言われて対象外ですと答えました。ハーフスイングに見えたので一塁塁審に確認したらスイングだと。インプレーにした」

 ファウルのはずが、1死三塁に変わった。直後にスクイズを決められて、2点差とされた。ルール上、リクエストからは対象外とはいえ、4人の審判が集まるなどして協議するべき場面だった。ファウルだと確信していた宇佐見は球を追うまでに立ち遅れた。当然だろう。「当たった感覚があった。僕のアピール不足です」と悔やんだが、村田ヘッドは「捕手がファウルと言ってるんだから。何で集まってくれないんだ」と不満を爆発させた。

 僅差の試合ほど、ミスは命取りになる。それは審判にも同じことがいえる。今季からリクエストを導入したことで判定結果が明確になったが「対象外」があっては、この試合のような不公平さが生まれてしまう。冒頭、指揮官が珍しく言及したが、最善を尽くしてほしいという強い気持ちが前面に出たまでだった。

 失われた流れは、戻ってはこなかった。そもそも、「3番・左翼」で先発予定だったゲレーロが、初回の打席で代打を告げられた。コンディション不良との発表で、いきなり暗雲が漂っていた。岡本が打っても勝てなかった、この試合。最初から“ツキ”がなかったと諦めるしかないのか。(水井 基博)

 ◆リクエスト制度 従来はフェンス際の打球や本塁上のプレーなどについて、審判員が必要と判断した場合に「リプレー検証」を行ってきたが、今季から監督の要請でも行われることに。ストライク・ボールやハーフスイングなどを除くほとんどのプレーが対象。「リクエスト」を要求できるのは9回までに2度、延長戦で1度。判定が覆った場合、回数は減らない。

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