【林家三平のドームすいません】満塁男・小林選手の魅力

2018年6月14日12時17分  スポーツ報知
  • 矢貫さんとツーショット。背が高いんです

 巨人・小林選手が12日のソフトバンク戦(ヤフオクD)2回2死満塁で、左中間を真っ二つに破る走者一掃の二塁打。あの一打がなければ、敗れていたかもしれないと思うと、本当に値千金の一打だったと思います。

 先日、東京ドームで試合前練習を見学した時、小林選手にお話を聞いたら、開幕当初よりも打率が下がっていたこともあって「不安です」と胸中を明かしていました。プロ野球選手なら、ここで強気に「大丈夫、いけます!」とか、元気がなくても元気なフリをするくらいがいいのでは―と考えるかもしれませんが、私は小林さんのように「不安」を感じている人のほうが信頼できると思います。

 思考回路がポジティブすぎると、何らかのトラブルやリスクに直面した時、対応できないんじゃないでしょうか。多少「不安」がっていたほうが、まさかの事態に備えて準備もするし、いざという時にバタバタしない。

 投手だったら負けん気を出して、とことんポジティブでもいいかもしれません。でも、投手を支える捕手は少しネガティブなほうがいい。それでバッテリーのバランスが保てることもあるでしょう。捕手として、抑えたり打たれたり。打者として、打てたり打てなかったり。その経験を経て、小林選手はどんどん成長していると思います。球宴の中間投票も今のところセ・リーグ捕手部門でダントツですね。

 話は変わりますが、練習中、とってもさわやかな人と会いました。矢貫俊之さんです。16年まで現役投手でしたが、17年からは巨人の営業企画部で、チームをサポートする仕事に就いています。モデルかと思うほどの190センチの長身イケメンで目立ちますが、練習中も献身的に動き回っていました。

 17年に現役を引退し、今はジャイアンツアカデミーのコーチをしている藤村大介さんと「パソコンのキーボード打つときに、右手の親指はどこに置くのか」といった、現役時代には考えられなかった会話もしているそうで、ほほ笑ましいです。引退した人たちの「第二の人生」も、応援したくなっちゃいます。

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