【巨人】坂本勇、猛打賞2打点で首位打者…サッカー香川から刺激

スポーツ報知
1回無死、中前打を放つ坂本勇

◆日本生命セ・パ交流戦 ロッテ0―5巨人(15日・ZOZOマリン)

 お手本のようなセンター返しを3度、繰り返した。1番・坂本勇が3安打2打点で菅野の完封を後押しした。今季9度目の猛打賞。3番に入った陽とともに攻撃を引っ張った主将は「強引になりすぎないように意識していました」と、思い描いた通りの3本を振り返った。打率は岡本を抜いてリーグトップ。打点はトップのバレンティン(ヤクルト)に3差に迫った。

 初回、3回は先頭で安打を放ち、得点につなげた。4回1死二、三塁の3安打目は、外角低めを上質なバットコントロールで拾い上げ、セーフティーリードをもたらす2点適時打だった。「いろいろな球種がある中でゴロだけは打たないように」と心がけ、涌井攻略の急先鋒(せんぽう)に立った。

 14日にはロシアW杯が開幕。日本代表の香川とは同級生で、これまでも互いに刺激し合って来た。同じ兵庫出身の友人が本番前最後の一戦となったパラグアイ戦(12日)で見せた“1ゴール2アシスト”と同様の活躍を、坂本勇はZOZOで披露。チャンスメーカーでもあり、勝負強さも兼ね備える巨人の万能プレーヤーは、W杯に負けじとプロ野球を盛り上げてくれそうだ。

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