【巨人】ゲレーロ、21日実戦復帰!「10日間で1軍に戻りたい」

スポーツ報知
ジャイアンツ球場で練習に参加、黙々とティー打撃するゲレーロ(カメラ・矢口 亨)

 巨人のアレックス・ゲレーロ外野手(31)が、21日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(G球場)で実戦復帰する。コンディション不良のため15日に出場選手登録抹消。この日からノックやマシン打撃を再開し、「10日で1軍に戻りたい。明日(20日)2軍の全体練習に合流して、あさって(21日)は試合に出たい」とプランを明かした。また、ケーシー・マギー内野手(35)は20日から2軍戦2試合に出場し、復活の糸口をつかむ。

 スイングを重ねるごとに、ゲレーロの表情は明るくなっていった。室内練習場に響く打球音も徐々に大きくなっていく。「状態はいいよ。(コンディション不良を)治すと同時に、いただいた時間を有効に使わないといけない」。15日に登録抹消となり、翌16日から2軍でリハビリを始めたばかりだが、早くもマシン打撃を再開。バットの軌道やタイミングを確認するように、直球とカーブを黙々とはじき返した。

 1軍復帰への道筋は、頭の中にはっきり描けている。「(最短で登録できる)10日間で1軍に戻りたい。明日、2軍の全体練習に合流して、あさって(21日)は試合に出たいと思っている。もちろん、守備にも就くつもり」。打撃のほか、キャッチボールやノックも問題なく消化。21日の2軍ロッテ戦で動きをチェックし、順調なら26日の広島戦(マツダ)から戦列に戻ることができそうだ。

 もう一人の助っ人は、名誉挽回に燃えている。打撃不振に苦しむマギーは8日の西武戦(東京D)でのスタメン出場を最後に、以降は代打としてベンチ待機。1軍が全体練習を行う20、21日の2日間は2軍戦に出場し、復調への手がかりを探すことになった。若手選手が本隊を離れてファームで実戦感覚を養うことは多々あるが、主力の、しかも外国人選手では極めて異例だ。

 第89代4番として奮闘中の岡本や、二塁のレギュラーとして地位を確立しつつある吉川尚ら、今季は若手の活躍が目立つ。だが、新戦力が持ち味を存分に発揮するためには、経験豊富な周囲のバックアップが不可欠だ。この日ヤクルト、阪神が敗れたためチームは3位に浮上。助っ人コンビが万全の状態で本来の力を発揮できれば、チーム力は格段に上がるだろう。

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