【巨人】岡本、ビックリ「少し芯を外されたんですが」詰まっても13号

スポーツ報知
4回無死、左中間へソロを放つ岡本

◆巨人7―1ヤクルト(23日・東京ドーム)

 打った本人も驚く一発だった。1点リードの4回先頭。岡本がハフの高めカットボールを捉えた打球は、一直線に左中間席最前列へ飛び込んだ。「入るとは思わなかったので、ビックリしました。少し芯を外されたんですが、右手でしっかり押し込むことができました」。5戦ぶりの13号ソロは貴重な追加点となった。

 チームにとっても大きな一本だった。初回に3番・マギーの適時打で先制するも、初回1死一、二塁から3回までを終えて8人連続アウトと助っ人左腕は立ち直りを見せていた。そうした状況の中、若き大砲が前回5月15日に対戦した時と全く同じ4回先頭で豪快な一発。これには由伸監督も「バットの(出る)角度であったり、いろんなものがいいからこそ、詰まってもああやって打球も飛ぶのかなと思う。そういったところも日々、本人も自信になっているかな」と拍手を送った。

 この日は高卒5年目の和田がプロ初スタメンを飾った。岡本にとっては1学年上の先輩だが、去年まではともにファームで汗を流してきた。和田がファームでアーチを量産している時には「いつ1軍に上がってきますかね」と気にするなど、同じ右の長距離砲として刺激し合ってきた存在。発奮材料のあった中、迎えた一戦で4番としての仕事を果たした。

 岡本の本塁打以降も打線はつながり、チームは快勝。「また明日も頑張ります」。リーグ戦が再開してからも、打線の中心に座る背番号25の存在が頼もしい。(後藤 亮太)

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