【巨人】上原、ファン投票で１１年ぶり球宴出場　大阪北部地震被災者に「何かメッセージを…」

　「マイナビオールスターゲーム２０１８」（７月１３日・京セラＤ、１４日・熊本）のファン投票の最終結果が２５日に発表され、中継ぎ投手部門で巨人の上原浩治投手（４３）が１位を獲得。０７年以来１１年ぶり８度目の球宴出場が決定した。

　１０年ぶりにメジャーから日本球界に復帰した上原。地元・大阪は先日、最大震度６弱を観測した大阪北部地震が発生。京セラＤでの登板の可能性もあり「震災がありましたから、自分の家も被害に遭いましたし、そういう（被害に遭われた）方々に何かメッセージを伝えることができたらいいなと思います」と決意を込めた。

　今季はこれまで１６試合に登板し０勝３敗、防御率５・４０。思うような結果が残せていないだけに「複雑な気持ちが１番。選んでもらったことに関してはすごい感謝していますが、それに伴う成績があげられていないので複雑です」と素直な気持ちを吐露した。

　だが、球場で名前が呼ばれると誰よりも声援が大きく、球場の雰囲気がガラリと変わる。人気はいつまでも不動だ。「こういう状況なので１イニングを任されればきちんと３つのアウトをとれたらいい。三振どうこうではなく、きっちりアウトを取りたい」と話した。