【巨人】吉川光、真夏の神宮で粘投!今月3戦3勝、8月は13年から8連勝

スポーツ報知
6勝目を挙げた吉川光(左)を迎える高橋監督(中)ら

◆ヤクルト5―11巨人(15日・神宮)

 真夏の神宮で粘った。吉川光は勇気を持って腕を振った。3回2死三塁。青木を3球連続110キロ台のカーブで追い込み、147キロ直球などを挟んで最後はカーブで左飛に抑えた。6イニングで5度先頭の出塁を許すも、6回途中4安打4四球で2失点。6勝目がつき「チームが勝ったことが一番です」と振り返った。

 今季は開幕ローテ入りも5月に2軍降格。7月にリリーフとして昇格した。左手骨折のヤングマンに代わり、8月から再び先発に。「足をつったりしないように、こまめに水分を取るようにしています」と暑さ対策に細心の注意を払い今月3戦3勝、防御率1・45。チームを救う好投が続く。

 プロ通算55勝のうち8月は自身最多の13勝で、日本ハム時代の13年から8月は8連勝中と夏男ぶりを発揮。斎藤投手総合コーチは「ここのところずっと調子がいいね」と褒めたたえた。

 イニング途中の降板に本人は「投げきらないと」と反省したが、6回1死一、三塁では川端のライナーをノーバウンドで捕球したようにも見えた中、ワンバウンドの判定で、併殺崩れの間に2点目を失う不運なプレーもあった。由伸監督は「なんだかんだ粘ったんじゃないかな」と113球の熱投をねぎらった。(片岡 優帆)

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