【巨人】由伸監督、CS3位争いに悪い流れをリセット

スポーツ報知
雨が吹き込むベンチの中で、傘を差して雨を避ける阿部(左から亀井、陽=カメラ・矢口 亨)

◆ヤクルト―巨人=雨天中止=(21日・神宮)

 3位の巨人は、神宮でのヤクルト戦が2日連続で中止となった。由伸監督は、連敗の流れをリセットする機会と前向きに捉えた。4位のDeNAは筒香がハマスタで100本目となる36号特大3ランを放って中日に快勝し、巨人とのゲーム差がなくなった。セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)出場をかけた3位争いはまだまだ続く。

 突然の発表に、巨人ナインは誰もが苦笑いを浮かべた。まず試合開始時刻が予定より30分遅れて午後6時半に変更された。その後、シートをはがしてグラウンド整備を行った。そして迎えた新たなプレーボール時刻。いきなり、バックスクリーンにこの試合の雨天中止決定が映し出された。

 2日続けて、神宮でのヤクルト戦が雨で流れる結果となった。だが、連敗中の2試合は打線が湿りがちだったこともあり、由伸監督は「悪い流れをいったんリセットする意味でも、いい2日間になったと考えたい」と前向きに捉えた。岡本や坂本勇ら、体調面で不安の残る選手も多く、時間が取れたことはプラスに働くだろう。

 この日の振り替え試合は両球団の日程を考えると10月1、6日が考えられる。巨人は9月30日の広島戦後は、10月4日の広島戦(マツダ)、同9日の阪神戦(甲子園)と試合間隔があく。その間に入るならば、選手にとっても試合勘の維持につながる。主将の坂本勇は「試合間隔が詰まることになれば、こちらにとってはプラスだと思います」とナインの総意を代弁した。

今日菅野でヤクルト倒 22日は、ヤクルトを本拠・東京Dに迎える。仕切り直しの一戦でマウンドに上がるのは菅野だ。指揮官も「明日(22日)は菅野だし、エースに託したい」と期待した。

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