【巨人】小林、ノーヒットノーラン菅野に「さすが」対戦した大学時代、7回参考から8年

スポーツ報知
ノーヒットノーランを達成し、小林(中央)らナインと喜ぶ菅野(カメラ・相川 和寛)

◆2018 マイナビ クライマックスシリーズ セ ヤクルト0―4巨人(14日・神宮)

 巨人の小林誠司捕手(29)が、同学年で仲の良いエース・菅野とのバッテリーでノーヒットノーランの快挙を達成した。

 この日は序盤からストライク先行で圧巻の投球。直球、スライダーを軸にヤクルト打線に的を絞らせず、9回113球、許した走者は7回2死から山田哲への四球だけという、準完全試合。CSノーヒットノーランは史上初だった。

 試合後、小林は「プレッシャーがかかる中でさすがの投球でした。緊迫した中でも自分をコントロールして落ちついて投げるところがさすがでした」とエースの投球術を絶賛した。菅野も「強気に誠司が引っ張ってくれたと思います。あうんの呼吸といいますか、誠司が(ノーヒットノーランを)意識してリードしてくれたと思いますし、いつも引っ張ってくれています」と感謝した。

 小林は7月の中日戦(東京D)で山口俊とノーヒットノーランを経験。同一年に2度、大記録の先発マスクをかぶるという、極めて珍しい体験をした。

 小林は同志社大3年生だった2010年の全日本大学野球選手権(神宮)準々決勝・東海大戦に「5番・捕手」で出場。この試合で先発した菅野の前に、7回コールドゲーム参考記録ながら、98球10奪三振3四球でノーヒットノーランを喫した。小林も三振に打ち取られた。あれから8年。巨人のバッテリーとして、9イニング無安打に封じ「なかなかできるものじゃないので」と感慨に浸った。

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