【巨人】菅野、記録ずくめの歴史的1年…今年達成した〇〇年ぶり、〇人目快挙

スポーツ報知
ノーヒットノーランを達成し、小林(中央)らナインと喜ぶ菅野

 巨人・菅野智之投手(29)が、クライマックスシリーズ第1ステージ第2戦・ヤクルト戦(神宮)で、ポストシーズン史上初のノーヒットノーランを達成した。

 9月下旬から完封、中5日完封、中5日完封、中4日で10月9日最終戦リリーフ登板1回無失点、中4日CS2戦目ノーヒットノーランという異次元のフル回転を見せ、連続無失点を41イニングに伸ばした。

 レギュラーシーズン28登板で202イニング、10完投8完封、15勝8敗、防御率2・14、200奪三振。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の「投手3冠」を達成し、沢村賞の選考基準7項目を全てクリア。プロ6年目の今年は記録ずくめのシーズンとなっている。

 ▽球団タイの7連続K

 5月11日の中日戦(東京D)で7者連続奪三振。4人目の球団タイ記録。

 ▽球団14年ぶりの投手本塁打勝利打点

 5月18日DeNA戦(東京D)でレフトにプロ1号。巨人投手が本塁打で勝利打点を挙げるのは04年工藤公康以来だった。

 ▽2リーグ制後球団3番目の70勝スピード到達

 7月6日広島戦(東京D)、プロ通算141試合目で達成。巨人ではスタルヒンの115登板が最速だが、2リーグ制後の入団では上原120試合、江川卓132試合に続き球団3番目。

 ▽東京D史上初の6完封

 東京Dで4試合連続を含めてシーズン6度の完封。89、94年斎藤雅樹、89年桑田真澄の4完封を抜き、東京Dでのシーズン最多完封記録を更新。他球団を含めても菅野が初めて。

 ▽G55年ぶり年間8完封

 シーズン8完封以上は78年に8完封の鈴木啓示(近鉄)以来。巨人では斎藤雅樹も超え、63年に10完封の伊藤芳明以来、55年ぶり。

 ▽G37年ぶり200回&200K

 巨人で200イニング、200奪三振をクリアしたのは81年江川卓以来。

 ▽G史上初、2度目の3連続完封

 9月下旬から3試合連続完封勝利。昨年4~5月に続き自身2度目。2リーグ制後では金田正一(58年国鉄、65年巨)、米田哲也(阪急=64、65年)、バッキー(神=65、66年)に次ぎ4人目。2リーグ制後の巨人では菅野が初めて、2度の3試合連続完封達成。

 ▽鉄人・稲尾以来2人目の3年連続最優秀防御率

 同タイトルを3年連続で獲得するのは、56~58年の稲尾和久(西鉄)以来史上2人目で、セ・リーグ初。

 ▽4度目の最優秀防御率

 プロ6年目で4度目の最優秀防御率。同タイトルを4度以上獲得は稲尾和久の5回、工藤公康の4回に次ぎ史上3人目の快挙。

 ▽G6人目の2シーズン連続最多勝

 2シーズン続けて最多勝を獲得したのは、スタルヒン、沢村栄治、江川卓、斎藤雅樹,内海哲也に続き球団6人目。

 ▽G52年ぶりの31イニング以上連続無失点

 レギュラーシーズンのラストを、32イニング連続無失点で締めた。巨人では49回1/3無失点の55年・別所毅彦が最長だが、31イニング以上「0」を続けたのは44回連続無失点の66年・堀内恒夫以来、球団52年ぶり。

 ▽史上2人目の「最少与四死球奪三振王」

 今季、菅野は202回を投げて37四球、3死球。規定投球回以上では、ずば抜けて四死球が少なく、上原浩治以来、史上2人目となる、プロ2度目の「最少与四死球奪三振王」に輝く。

 ▽ポストシーズン史上初のノーヒットノーラン

 CS第1S第2戦・ヤクルト戦(神宮)で達成。

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