【巨人】36歳マギー、現役引退の可能性も「トシをとったことは事実」涙の帰国

スポーツ報知
悔しそうな表情を見せながら、広島駅を出発したマギー(カメラ・矢口 亨)

 巨人のケーシー・マギー内野手(36)が20日、羽田空港から米国へと帰国した。広島とのCS最終Sは3連敗で敗退し、試合後はベンチ裏で号泣。「30年くらい野球に打ち込んで、楽しんできた。『最後の試合かもしれない』『チームメートとお別れかもしれない』と考えると、こみ上げてくるものがあった。誇りに思う野球人生だった」。そう振り返り、再び涙を流しながら現役引退の可能性を口にした。

 日本球界復帰2年目となった今季は、出場132試合で打率2割8分5厘、21本塁打、84打点をマークした。CS最終Sでは3戦連続適時打と気を吐いたように、勝負強さも健在だ。それでも「1歳トシをとったことは事実。野球に限らず、どんなスポーツでもチームの若返りは起こるもの」と、チームと自身の現状を冷静に分析している。

 最終的な判断についてはこれから熟考するといい、来季もユニホームを着る可能性はゼロではない。「球団がどう判断するかが前提。(シーズンが)終わった次の日だし、今後に関してはわからない。帰って妻としっかり話し合って、家族にとって何が最善か見いだせないと、何も言えない」と話した。(尾形 圭亮)

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