【巨人】長谷川潤打撃投手が異例の現役復帰へ 退団でオランダなど海外挑戦も

スポーツ報知
現役復帰する長谷川潤打撃投手

 巨人の長谷川潤打撃投手(27)が現役復帰することが12日、分かった。現在参加している秋季宮崎キャンプ終了後に退団。オランダリーグなど欧州も含めて所属先を探し、NPB復帰の夢を追う決断を下した。

 長谷川はこの日、宮崎で1軍首脳陣に報告した。2年目の昨年オフに戦力外通告を受けて引退。今年は打撃投手でチームを支えた。「去年は肘が悪く、(現役続行を)迷っていた時に打撃投手のお仕事を頂いた。できるなら、もう一度現役でやりたいという気持ちはずっと持っていました。肘の調子が良くなって、自分の気持ちに正直になって決めました」と明かした。

 BCリーグ・石川から15年育成8位で巨人入団。右のサイドスローで、16年途中に支配下登録されて1軍で3試合に登板した。今年は野手のフリー打撃で球速100キロ台の球を投げ続け「現役で野球ができるって幸せなことだなと感じました」。13日のNPB合同トライアウトは受験せず、海外も含めて所属先を探す。

 移籍候補の一つに挙がるオランダリーグは、米マイナーレベルとされる。「野球をできるならヨーロッパでもどこでも行きます。もう一度NPBでプレーできるように頑張ります」。引退、スタッフ転身から現役復帰。異例の挑戦となる。

 ◆長谷川 潤(はせがわ・じゅん)1991年6月15日、東京都生まれ。27歳。成立学園高から金沢学院大、BC石川を経て15年育成ドラフト8位で巨人入団。支配下、育成含めた116番目の“しんがり指名”だった。16年3月に支配下登録、同年1軍で3登板0勝1敗、防御率8.53。2年目の17年は1軍登板なしで戦力外通告を受け、打撃投手に転身。186センチ、82キロ。右投右打。

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